2011年08月04日(Thu)
■ ワーシップと賛美歌
最近のワーシップブームについて、わたしはちょっと批判的なところがあるんだけれど、ワーシップも良いんだけれど、従来ある、賛美歌もきちんと扱って欲しい。なぜなら、理由は大きく2つ。
賛美歌はローカルなものもあるけれど、比較的、世界でもメロディが共通のものが多いから。もし、外国に行って礼拝するときに、その国の歌詞がわからなかったとしても、母語で一緒に歌える。(もし自分が外国に行ったらってケースもあるし、外国の方が自分のローカルな教会にいらしたらってケース、両方想定される)。
もうひとつは現時点で、ひとつの共同体のなかで、礼拝するときに祖母、母、子と三世代で一緒に歌える歌だから。世代を超えられる共通のプロトコルとして賛美歌が存在するのは大切。(と、言っても、わたしは祖母も実母もノンクリスチャンだけどね)。
少し前のことだけど、ワーシップで育ってきた若い子が、「大人になったら途端にワーシップがなくなって、賛美歌になってしまって、ぜんぜん違う文化に来てしまったみたいで、馴染めない」って嘆いていたのは、かなり深刻な状況だと思っている。
聖書(聖典)と違って、音楽は時代によってメロディも歌詞も徐々に変わってくるものだけれど、それにしても、ちょっと最近のワーシップブームは、動きが急すぎる気がする。ひとつのこども向け集会があった時に、ワーシップメインだとしても、何曲かは賛美歌も入れる形式にしてほしいなぁ…。
2011年08月05日(Fri)
■ ACMのデジタルライブラリを利用するために
ACM(Association for Computing Machinery)というコンピュータの大きな学会があります。この中の、CSCWという分科会が、Wiki関連の論文なども扱っていて、そろそろそこら辺を読もうかなと思い、会員登録しました。
論文が所収されているACMのデジタルライブラリ(ACM Digital Library)は会員オプションで閲覧可能です。(abstractレベルなら、比較的オープンで、しばらくabstractを見ていた時期があったのですがやはり自分でもPDF欲しいな、と)。
ちょうど今、円高で、$立て料金は、お得に支払いできるようなので、えいやっ、と。
ACMデジタルライブラリ(フルアクセス)の手順は、次のとおり
- ACMに会員登録する
- 正規会員料金 $99/年+デジタルライブラリオプション $99/年。
- クレジットカード VISA/Master可。
- ACM会員ナンバーがメールで通知される
- ACM Web AccountをACM会員ナンバーを使って取得する 無料
- ACM Digital LibraryにACM Web Accountでログインする
まだ右も左もよくわかっていないので、少しずつ見ていこうと思います。
2011年08月07日(Sun)
■ tDiaryのテーマをUTF-8にしてみた。(2)
先日、tDiaryのテーマをUTF-8にしてみた。その続きで、今回は、確認方法編です。(確認はまだです)。
ちなみに、githubのtdiary-themeリポジトリはhsbtさんがUTF-8化に対応してくれたみたいです。あと、残っているのは、tdiary-core/theme配下とドキュメントとthemebentch.rhtml対応ですね。それと重要なのは、コミッタの方々の合意ですね。
ただ、そこへ急ぐ前に、UTF-8化したCSSでの見栄えの確認をしておいた方が良いと思いましたので、今回はその部分について書きます。
確認方法は、3段階あります(まだあるかもしれないけれど)。
1.日記表示部分でのテーマ切り替え
ひとつのテーマを作り込んでいく場合には必要がないかもしれませんが、ある程度の数のテーマを確認するには、日記表示部分でテーマを選択して切り替えられるプラグインがあると便利です。
現在のthemeに入っているthemebench.rhtmlは、charsetがEUC-JPで固定されていて、UTF-8化したテーマには利用できないので、別の手段を考えます。
捜してみたところ、tDiaryのcontribに入っていたselect_theme.rbでそれが実現できます。
2.テーマ確認用tDiary
また、select_theme.rbを利用するには、自分が実際に日記を公開しているtDiaryではなく、ダミーのデータを流し込んだテーマ開発用のtDiaryを立てると良いと思います。 わたしは自分の使っているマシン上に立てました。
用意するtDiaryはせっかくなので、1つではなく1カラム用と2カラム用の2つくらい用意しても良いでしょう。(←まだやっていない)。
また、用意したtDiaryには、ある程度、ダミーデータをいろいろなパターン登録しておくと良いですね。WordPressでは、テーマ開発用にダミーデータを用意しているらしく、今後、tDiaryでもそんなダミーデータ配布セットがあると良いのかもしれません。(←もちろんまだ作ってない)。
3.ブラウザ用意
Google ChromeとFireFoxはアクセス解析を見るとだいたい最新のものを使っている人が多いのですが、IEは、IE6~9までまちまちです。
そこで、IEはIETesterというツールを使うと、各種IEバージョンでの表示ができて確認に便利ということがわかってきました。
また、自分のマシン上でVMWareを使う場合、ブリッジ接続というモードにすると、同一セグメント上にいる他のデバイスなどからも確認できます。
以上、理想と現実がごちゃまぜになった確認環境ですが、CSSのUTF-8化ができたら、次は、tDiary全体で言語の切り替えを設定画面からできるようになるのを目指すと、世界中にtDiaryユーザがもっと増えるかもしれないですね。
2011年08月08日(Mon)
■ tDiaryのjQuery系プラグインがようやっと動いた(この日記で)。
要するに、tDiaryのファイルレイアウトをわたしがよく理解してないのが問題でした。
tdiary-coreとtdiary-contribの下にあるjsを、公開ディレクトリ(www.freedomcat.com/diary/)の下にシンボリックリンクしたら、今まで動かなくて「…なんでだろう…?」と思っていたjQuery系のプラグインが一気に動き出した。
公開するjsディレクトリは一カ所だけれど、tdiary-core/jsとtdiary-contrib/jsの二カ所からファイルを引っ張ってくるので、次のようにシンボリックリンクを作成した。git pullでとってきたら、自動でバージョンアップに追随できるのがメリットだけれど、一方で、知らないうちにプラグインが使っているjsを増やしている可能性は否定できないので、git pull後にはおまじない的にシンボリックリンクを張り直す作業をした方がよいかも。
mkdir www.freedomcat.com/diary/js cd www.freedomcat.com/diary/js ln -s $HOME/local/tdiary/tdiary-core/js/*.js ./ ln -s $HOME/local/tdiary/tdiary-contrib/js/*.js ./
■ 事故
世の中、思ってもみなかったことが起こるけれど、先週、親族で、事故で右手の指二本をうしなってしまうという事態が起こり、わたし自身が動揺している。元気そうな声で電話がきたけれど、なんと励ませば良いのか…。
2011年08月14日(Sun)
■ コクリコ坂からを観てきた。
今日はスタジオジブリの新作アニメ、コクリコ坂からを観てきました。
桜木町駅前の横浜ブルク13で観ればよかったなぁ、と、相鉄ムービルで観た後にちょこっと後悔。カップルで見に行く横浜近郊の方は、横浜ブルク13で観て、その足で山下公園→港の見える丘公園を散歩するコースがお勧めです♪
というのも、舞台が、60年代の桜木町~元町(本牧側)~山手・本牧付近なのです。わたしは実家が中区であの辺は知り尽くしているつもりなのですが、ものすごく地元の雰囲気が出ていて、「あぁ、なつかしい!」とうれしくなりました。今は開発が進んでしまって景観変わったし、わたし自身は70年代生まれなので、実際に60年代のあの景観をそのまま知っているわけではないのですが、それにしても、創作も入っている景観とはいえ、まったく違和感なし。
山手の海の見える雰囲気から、元町・本牧の下町エリアの雰囲気まで、横浜のエッセンスがぎゅっと詰まっていて、とても良かったです。作中、Jazzも無いし、中華街もうつっていないし、ネイビー(米海軍基地)もうつってないのですが、山手から本牧の庶民エリアはあの雰囲気でした。
主人公が住んでいる家からの海の眺めを眺めたい方は、ユーミンの「海を見ていた午後」という歌に出てきたレストランに、景色だけを期待していくと良いです。比較的、似ています。(が、今は工場地帯ができてるし、マンションが乱立しつつあるし、高速も眼前に通っているのでそのまんまではないのですが…)。
2011年08月20日(Sat)
■ わがやの電子書籍計画。~書籍リストアップ編~
iPad,iPodも揃った。自宅にQNAP入れた。
ということで、そろそろ肝心のコンテンツである書籍の電子化作業に入ろうと思う。
今までも、定期購読している雑誌はキンコーズへ行って断裁して、自宅でScanSnapで読み込んでいたのだけれど、数十冊または百冊以上を一度に、実行するのはめんどうくさい。そこで、話題のブックスキャンに登録してみた。
ブックスキャンはプレミアム会員だと月9,980円で50冊、無料でPDF化+OCR+ファイル名変換をして、元の本は廃棄処分してくれるらしい。また、配送用ダンボールを5個まで無料でくれるらしい。すでにプレミアム会員登録済みで、今、ダンボール待ち。
すべての本を200円(+送料)で電子書籍化してもらうのはちょっとコストパフォーマンス的によろしくないので、まずは自宅の書籍をリストアップし、計画を立ててみている。昨日、今日で300冊ほどリストアップでき、少し見えてきたのは、技術書や小説の類はOCRスキャンが必須なので、優先順位をつけて上から順に月50冊のプレミアムで処理してもらう。そんなに急がないコミックや小説・エッセイの類は単品処理で処理してもらう予約をする。まだ、あと2,3日、リスト作成に時間がかかりそうだけれど、なんとなく見えてきたのはそんな計画だ。
今回は、家庭内書籍のリストアップ作業の手順について記しておく。
- 用意するもの。
- Amazonのほしい物リスト
- メディアマーカーのアカウント
- iPod touch(またはiPhone)にAmazonモバイル: iPhoneアプリ
- PCのブラウザにメディアマーカー - メディア登録方法 / アマゾンほしい物リストを一括登録するにあるブックマークレット
- 手順
- iPodのAmazonアプリで自宅にある書籍のバーコードをスキャン→ほしいものリストへ登録
- PCブラウザでAmazonの該当ほしいものリストを開く→メディアマーカー登録ブックマークレット
- メディアマーカーからCSVでデータをダウンロード
これで、蔵書が手軽にリストアップできる。
さて、ブックスキャンは1冊という単位が書籍350ページまで。350ページ以降は200ページごとに+1冊という計算になる。そして、ブックスキャンまでの書籍送料は自分が払うことになるので、ある程度、目方も気になる。これを一冊一冊、手に取ってはかるのは気が遠くなる作業だ。
調べたところ、Amazonで、ページ数と重量がプログラムで取得できることがわかった。
そこで、メディアマーカーからダウンロードしたCSVを利用して、コマンドを一回叩けば、自動的にすべての書籍のページ数と重量をAmazonから取得し、また、ブックスキャンの冊数に換算するスクリプトを書いた。それがこれ。出力はCSVなので、この結果を表計算ソフトを使えば送りたい書籍たちがブックスキャン冊数で何冊分にあたるか、おおよその重量はどのくらいかを、計算しやすくなる。
■ 夏祭りへいってきた。
地元の自治会が主催の夏祭りへ行ってきた。あいにくの天気で開催があやぶまれていたけれど、6時から7時くらいのあいだはなんとか天気もってよかった。かきごおり、ラムネ、やきそば、たこ焼き、おでん、綿菓子。たのしかった!
2011年08月27日(Sat)
■ 第十一回Wikiばな 特集、saveMLAKを開催しました。 #wikibana
- 2011/08/27 土 PM14:00開場 PM14:30 開演 場所 さくらWorks<関内>
- 総参加者数 20名(発表者 7名、スタッフ3名)
第十一回Wikiばなは、3.11後にできた、ミュージアム、図書館、アーカイブ(公文所館)、公民館の被災館支援を目的とし、SemanticMediaWikiを公式サイトに利用しているプロジェクトsaveMLAKを特集しました。
saveMLAKでは、過去数回、ウィキ祭りというイベントを開催しています。ウィキ祭りは、saveMLAKのウィキ編集を促進するために、同日にあるテーマを決めて、そのテーマに沿って参加者がウィキを編集しようというイベントです。もし、編集をするときにわからないことがあれば、その日はみんなが編集に参加しているので、他の人に聞きやすいというメリットがあります。
また、参加者は全国各地に居るためオンライン上と、あと、東京や大阪などリアルに会場提供場所があれば、そこをオープンにして、どなたでも参加してくださいという形式でした。
わたしはこのイベントに3回ほど足を運び、saveMLAKのプロジェクト概観を知り、また、今回のWikiばなで発表してくださった方々と出会いました。
saveMLAKは、有志が個人で参加しあっているプロジェクトで、それぞれが得意の分野、平時から習熟している分野の技術を出し合いながら、サイト構築、情報構築、イベント開催、費用をまかなうためのグッズ販売まで、バランスよく動いています。
このプロジェクトの事例をとおして、学べることは多い考え、それぞれがsaveMLAKで実施したことや体験したことを、Wikiばなで話をしてもらうことにしました。そして、それはとても良いWikiばなでしたよ!
いろいろ良い内容があったのですが、特に印象に残ったのは、Wikiばなに、昔から参加してくださっている方々が、「今回のWikiばなで、利用者にWiki編集に参加してもらうための具体的なやり方が参考になった」と異口同音に伝えてくださったことです。これは今までのWikiばなではなかった反応と感触で、本当に発表してくださった方々に感謝です!
そして、会場提供やUst中継をしてくださった、岡本さん、ふじたさん、田辺さん、遠路はるばる参加してくださったみなさま、スタッフをしてくださった方々、また、Ustを見てtwitterなどでコメント寄せてくださった方々も、ありがとうございました。
今回のWikiばなの内容は次のリンク先でも閲覧できます。
- 第十一回Wikiばな
- 資料/スライド欄に、ウェブ上にアップされたスライド等へのリンクがあります。
- Togetter - 「第十一回Wikiばな - 特集、saveMLAK #wikibana #saveMLAK」
- 岡本さんがまとめてくださいました。