2010年05月05日(Wed)
■ HYBRIDにserversmanを入れてみた。
HYBRIDをストレージサーバ&簡易ウェブサーバにするアプリServersManを入れてみた。
ファイルを、HYBRIDに、アップロード、ダウンロード、削除するのが、PCのブラウザからできた。これができるとうれしいのは、いちいち、USBケーブルをPCに接続してActiveSyncしてフォルダを参照しなくても、手軽にPC・HYBRID間でファイルのやりとりができること。*1
ServersMan | 機能詳細をみると、"デバイスが取得したIPv6アドレスに対して3GNetwork越しにアクセス"とあるのだけれど、PHS回線越しにもアクセスできました。
HYBRIDにのっけたファイルを誰かに送りたい場合は、次の手順でできた。
- ServersManの設定で「Webアクセスを公開」にチェック
- ServersManを再起動
- 送りたいファイルをHYBRID上で選択し、[送る]をクリックすると、ファイル名が推測されにくいurlに変換される(画面)
- [選択]をクリックすると連絡帳が起動する。(画面)
- [送信]をクリックするとファイルがpublic_html/shareにコピーされ、選択した相手にメールが送信される(画面)
- 相手がurlにアクセスするとファイルのダウンロードがはじまる
- 相手がファイルのダウンロードを終了したのを確認したら
- public_html/shareのファイルを手動で削除する(←好みかとは思うが)
- ServersManの設定で「Webアクセスを公開」のチェックを外す(←ふだんは非公開にしておきたい)
- ServersManを終了する
しかしよく考えてみたら、HYBRIDを経由して誰かとファイルをシェアするなら、メールに添付して送ってしまったほうが楽な気がする。(ファイルサイズが大きいとか、相手の端末が携帯という時は有効かもしれない)。
*1 逆にActiveSync中はServersManを起動できないので注意。
2010年05月06日(Thu)
■ HYBRIDのmiscroSDカードにWevDAVでアクセスしようとしたがだめだったでござる。
HYBRIDにServersMan@CASを入れたので、ブラウザじゃなくて、エクスプローラー経由でストレージにアクセスできたら便利かと思い、試してみたのだけれど、Windows7のWevDAVクライアントと、ServersMan@CASのWevDAVサーバの相性がよくないせいか、挫折。
試してみたのは、次の2つのWevDAVクライアント。どちらも応答が返ってこなかった。
- GLADINET - Bringing the Cloud Closer to You
- Cloud Desktopのほう。
- ためしにとあるAnonymasのftpサイトはアクセスできたのでソフト自体は生きてる。
- dddav - GUIのWebDAVクライアント for Windows
- serversmanの中の人らしき方が推薦。"Windowsでのフォルダ・複数ファイルの操作 -ServersMan | Google グループ "
- わたしの環境では「接続に失敗しました」で終了。
うーん、残念。ふだん、WindowsにマウントしてあれこれするならActiveSyncのほうが手間も、安定性も断然良い。ServersManの用途としては、出先で、その場にいる人と、メールに添付しづらい、ちょっと大きめのファイルを共有するのに使うという方向かなー。
2010年05月14日(Fri)
■ HYBRID×twitter投稿クライアント=RewitPhoto
Rewitを入れてみた。 - shinoのときどき日記(2010-04-27)で、HYBRIDにtwitterクライアントのRewitを入れてからは、外出時のtwitterチェックはRewitを使ってます。軽くて、さくさく動いてくれる小気味良いアプリです。
そのRewitの作者さんが次のようにつぶやいていたのをみて
Rewitの今後はどおするかな~翻訳機能つけてネタ切れたなー。細かいご要望とかはあるからやることはあるけど。開発者心をくすぐるネタないかな~。
[@IoriAYANEより引用]
@IoriAYANE 心をくすぐるかどうかわからないのですが、"Rewit photo"みたいなアプリがほしいです。アプリ起動するといきなりカメラがあがって、写真撮ると、ツイート入力画面と写真upしてくれるようなの。投稿が終わったら、Rewitのタイムラインがあがってくる、と.
[@freedomcatより引用]
とmentionしてみたら、わずか3日でβ版を作成されました。すごい。(5/13現在の最新バージョンは0.1.397a。しばらくは更新が続くかな?!)
画像投稿用専用アプリ「RewitPhoto」試作始めました。人柱募集中w http://bit.ly/91kl62 #Rewit
[@IoriAYANEより引用]
さっそくHYBRIDに入れてみたところ、期待どおり、アプリ起動≒カメラ起動→写真撮影→つぶやき入力→投稿!というフローが実行できて、これは便利!わたしは、デジカメとHYBRIDのカメラを使い分けてて、HYBRIDはtwitter投稿専用にしてしまっているのだけれど、今まで、カメラとアプリの連携がここまでスムーズなものがなかったので、このアプリはほんとにうれしいなぁ。
- RewitとRewitPhotoの公式ページはIoriAYANEさんのこちらのサイトです。
2010年05月17日(Mon)
■ 第十回Wikiばなの宣伝をしてもらいました :D
第十回Wikiばなで発表してくださる内田麻理香さんのブログで、Wikiばなの宣伝をしてもらいました♪
が。ぎょぎょっ。おそろしい文言が並んでいるではありませんか!コメント欄にコメントしたのですが、そこまで読まない方も多いかと思うので、こちらの日記にコメントを転載いたします。*1*2
>「サイエンスコミュニケーションでやってあげてもよくってよ♪」 とんでもないです。 (上記の台詞は内田マジックで 大幅に?!誇張されております~・涙)。 内田さんの著書が出る前から予感して、 そして、読んでみたらやっぱりおもしろい! ぜひぜひ、Wikiばなでもお願いしますということで、 実現の運びとなりました。 Wikiというツールはブログや ツイッターで有名なマイクロブログや BBSと同じような ひとつのウェブ上のツールですが、 ウェブで人々が共同で知を作り上げてゆく時に、 地味ながらもとても力強い効果を発揮するツールだと思っています。 そのツールを使いこなそうとする時に必要なリテラシーに 内田さんや長神さん、岡本さんたちがお話くださることが じわじわと効いてきます!(と、予感しております!) みなさま、どうぞ、よろしくお願いします。
2010年05月27日(Thu)
■ HYBRIDから、リモート操作で、Windows7のImpressを操作できた。
最近のプレゼンスタイルは、手元のiPhoneとかWiiとか、片手でくりくりっと操作できる端末から、リモート操作でMacやWindows上のプレゼンツールを動かしてするのが流行らしく、プレゼンを近々でするかしないかは置いといて、わたしもそんなリモート操作をしてみたい!と思って、いろいろ探してみた。HYBRID W-ZERO3から、Windows7のOpenOffice.org(Impress)またはPDFのページめくりができるアプリ。
そして、また、いつものごとく、AsOさんに次のような情報を教えてもらう。
Salling Clicker(http://bit.ly/ccKna0) 。試用版あり、WindowsMobileにも対応しているのでW-ZERO3で実験中
[@AsOより引用]
とりあえず、リンク先の試用版をダウンロードして、次のような手順で、インストール。
- Windows7側
- SallingClickerSetup.exeを実行
- SallingClickerを起動
- Settingsでパスワード(数字)を指定
- Device Setupで、クライアント端末の種類を指定
- Brand → Windows Mobile6
- Model → Classic/Professinal
- HYBRID側
- USBでActive Syncしておく
- Windows7側でDevice Setupすると自動的にWindows Mobile Clientのインストーラが起動
- デバイスにインストール
- Windows7とHYBRID間の接続は、WiFi Snapを裏で立ち上げておく。
Salling Clickerを起動。
- Windows7側
- タスクトレイにSaling Clicker常駐
- Salling Clicker画面を起動するとIPアドレス表示
- HYBRID側
- Salling Clicker起動
- menu→connect WiFi
- Windows7のIPアドレス/パスワードを指定→connect
- connectがすんだら、各モード(iTunesやPowerPoint,Sysytem/MousePointing)でアプリ操作できる
- OpenOffice.org(Impress)の操作
- Windows7でOpenOffice.org(Impress)をプレゼンモード(F5)画面で開いておく
- HYBRIDで、十字キーの真ん中をクリックするとページが進む。十字キーの上側をクリックするとページが戻る。
できたー!手元のリモートコントローラー(HYBRID)で、プレゼンソフトを動かせた~!満足。*1
…満足してちゃいけなくて、プレゼン資料を作らないといけませんね…。
*1 ただし、手元(HYBRID)にImpressの画面は見えない。
2010年05月30日(Sun)
■ h12oさんの結婚式へ
昨日は、ウェブで知り合った友人である、h12oさんの結婚式に招かれて、山の上ホテルへ行ってきた。一緒に行ったのはyucoさん、vlayusukeさん、kayakayaさんだった。いずれも、2002年頃、tDiaryが出てきて、その周辺で日記やいろんなウェブサービスを遊ぶ人たちのつながりだと思う。
ああいう場では、ともかく、新郎をもちあげたり、お嫁さんの美しさを褒めちぎるのが通例の風習だと思うのであるが、しかし、集まったメンツがメンツなだけに、なぜか話題はウェブのことが多かった。
出た話題はこんな感じでした。
- 「facebookのインタフェースのわかりづらさは異常。ひさしぶりに、PC初心者の人が、PC触って何がなんだかわからない!という気持ちにかなり近い思いを抱いた」
- 「常時、タブにあげっぱなしのウェブサービスは?」で、「twitter,GoogleReader,はてなアンテナ,GMail,はてブ」とか「twitter,gmail,ldr,tumblr」とか
- 「携帯メールアドレスの人とは交友関係に支障が出てくるよね。先方のメールがこちらにとどくのに、こちらのメールは先方に届かなかったりとか」
- 「ウェブ上の人たちが企画たてて実行しようとすると、現実に集まる場所を確保するのが難しいよね」
■ 「充足は不穏を生み刀を求める。」
二次会のあと、解散してから、わたしはKajimaへ呑みに。
Kajimaでは、なんだか強いお酒を飲みたくて、バーボン、スコッチ、ラムあたりを呑んだ。最初は、ストレートだったんだけど、最後は「ロックにしておきなさい」と。
突き出しでいただいたキュウリの浅漬けがおいしく、レシピをうかがったら、「市販の浅漬けの素に、にんにく、ごまあぶら、唐辛子を入れて韓国風にしてみた。手軽にできるから家でもつくってみなさい」と勧められた。
■ 『1Q84』村上春樹
村上春樹の『1Q84』を読んだ。以下、ネタバレを含みます。
『1Q84』のQは9の書き換えである。
舞台の設定は、月が二つ見える1Q84年。主人公たちは正常な1984年からこの異空間に紛れ込み、いくつかの事件(イベント)を体験し、もとの1984年に戻ってくるという話だ。
わたしが興味深かったのは、月が二つ見えるといったほか、随所に現実的な記号が9がQに書き換えられたような改変が、作品のあちこちに見受けられたこと。
たとえば、リトル・ピープル。邪悪な存在として、犬を破壊したり、空気さなぎという不思議な物体を作ったりする。夜中にでてきて、身の丈は60cmくらい。常に夜行動する。これは、こびとさんを改変したものだと思う。
また、主の祈り。主人公の一人の女性は幼少時、キリスト教の異端のグループに属していたということで、主の祈りを改変した祈りが随所にでてきてた。わたしはプロテスタントのクリスチャンで、祈りの核はこの主の祈りだったりするので、この書き換えにはすごく違和感を感じた。
それが良いとか悪いとかではなく、きっとそのような違和感をあえて生じさせるための小道具として使われてたのだろう。
他にもいくつかの違和感を読んだが、そういうアイテムを発見していく楽しみというのがこの本にはある反面、まだそれらを「なぜそうして書き換えたのか?」という作者の意図をつかみかねている。