2011年04月03日(Sun)
■ 夕礼拝 祈りの課題
今日の夕礼拝で洗礼を授かって56年目という、クリスチャン大先輩の方が語っていたのは、「被災された方々すべてに、神さまからの祝福がすっかり行き届きますようにと、祈ることが、われわれクリスチャンがしなくてはならないことではないでしょうか」という問いかけだった。
2011年04月04日(Mon)
■ 感情をリアルで会う人とシェアする。
今日は教会で英語勉強会。引退したおじいちゃん牧師が先生。護教的になりすぎず、今の状況を「怖れることは無いんだけど、こわいねぇ」と言葉にしてくれたのに、ほっとした。「悲しい」ってのもそうだし、「こわいんです」ってのをリアルな人と言葉にして、感情をベントしてあげるのも大切だと思う。
そうして、平安をえられたら、次へゆくのだ。
2011年04月10日(Sun)
■ 原発は荒ぶる神などではない。
原発は、荒ぶる神などではない。だからと言って、安全に扱えるものでもない。
内田樹氏のブログが奇妙奇天烈すぎて、ついていけない。原発=荒ぶる神って何それ。それはメタファとして語っているのか、本気で語っているのか、理解できない。メタファとしてって解釈で大丈夫なのかなぁ。それとも、本気で原発=荒ぶる神って言ってるのかなぁ。なんか、変なの。
横浜に居ても、原発によって「世のすべてのものから見放された」と絶望と怒りを感じる。それが正直なところだ。そのことに対して、キリストが十字架の道をたどったとき、「我が神、我が神、なぜわたしをお見捨てになるのですか」とつぶやいたゆえに、その苦難を知っている、絶対に見捨てない、顔をそむけないということが希望になる。
今はすこしばかり落ち着いてきたけれど、横浜に居ても強烈に感じた、あの逃げ場がない、誰ともつながってない、見捨てられたという混乱と不安の週、神さまが居るから大丈夫というのは、この苦境から助けだしてくれるというよりも、「ああ、この不安を、キリストは十字架の道で感じられたのか。すべての人がこの苦難から顔をそむけ、見ないことにして、無かったことにしたとしても、キリストだけは、絶対に顔をそむけない、共に居てくださる」という信仰しかなかったな。
2011年04月13日(Wed)
■ こどもが野原で花を摘んできてくれた。
こどもが、野原で、花を摘んできてくれた。
家にあった、小さなグラスに水をいれて、生けてくれた。
「きれいね」と言ったら、
こどもは、「あ、お母さん、わらってくれた」と、にこにこした。
わたしはあまり笑わないけれど、もっと微笑むことのできる人になりたいなぁ、と、思った。
2011年04月17日(Sun)
■ 気になる本『WIKI GOVERNMENT』
Wiki関連の本で、気になる本があります。洋書で、Wiki Government: How Technology Can Make Government Better, Democracy Stronger, and Citizens More Powerful(Beth Simone Noveck)(2009/04発売)です。
Wikiそのものというよりは、Wiki的なオンラインコミュニケーション、人々の情報共有とそこから成果を生み出すことを探るような内容らしい。…らしい、というのは、わたしがまだ原文を読んでないので、概要と目次を訳してみての推測。この本、ちゃんと読んでみたいなぁ。邦訳が出るとうれしいのだけれど。あまりにも訳に自信がないのですが、書籍概要と目次だけ日本語にしてみました。もし誤りがあればご指摘ください。
この訳に登場する"Peer to Patent"は固有のプロジェクト名で、2007年から著者Beth Simone Noveckが推進した特許のレビューシステムで、オンライン上で様々な専門知を持つ専門家や市民が参加できるもののようです。米国のPeer To Patentは、既存のWikiエンジンではなくPeer to Patent用に開発されたエンジンを利用しているようです。サイトの使い方の動画を見ると、結構、ややこしい感じですが、特許などの専門の人が見るとわかりやすいのでしょうか。また、日本でもPeer to Patent Japan(P2PJ) コミュニティによる協働レビューというプロジェクトが動いているようですが、サイトを見ますとレビューはtwitterで行う予定のようです。
ですから、本書またPeer to Patentは純粋にWikiエンジンを利用した仕組みそのものを指しているわけではないようですが、具体的にPeer to Patentというプロジェクトの実践から、Wiki Governmentを見出したようです。ここで一体、何をWiki Governmentと呼んでいるのか、非常に興味深いです。
以下の私訳の原文は、
Wiki Government: How Technology Can Make Government Better, Democracy Stronger, and Citizens More Powerful
Brookings Inst Pr
¥ 2,499
を見て下さい。
概要(私訳)
*1ウィキガバメントは、政府にイノベーションをいかにもたらすかを示しています。ネットワークの力でいかに政治制度を高める方法を説明することにおいて、デジタル世代のデモクラシーの根本的な考え方を直すことを提案しています。人民の人民による人民の協力関係に基づいた政府のことで、昔からの夢です。
今日、ウィキガバメントは、いかに技術がその夢を実現するかを示しています。この考え方に多くの示唆に富むこの本の中で、ベス・シモーネ・ノヴェックは多くの人の力を少数の人の業(わざ)に結びつけて、公共のデモクラシーを強化する例を示しています。同様に重要なのは、彼女が提示する、コラボレーティブ・デモクラシーの段階的なデモンストレーション設計ができることと、より多くの人に参加してもらって政策を徐々に設計できる方法を示唆しています。
"ウィキガバメント"は、近年で最も劇的な公共部門の技術革新の背後に参与する物語で、例えば、特許審査のプロセスに市民をまきこみ参加させます。特許審査官は通常、秘密に、本質的な情報から切り離されて、技術的要求を習得して時間に束縛されずに業を進めます。Peer to Patentプロジェクトは、インターネットアクセス権を持つ誰もが特許出願を審査する機関で協力できるようにすることによって、根本的にこのプロセスを変えました。
"ウィキガバメント"は、技術者、弁護士、政策立案者の広範囲に及ぶチームが伝統に縛られた人々の扉を開いてどのようにのぞき込めるかを述べています。ノヴェックは、激しい競争にある企業と、机上のリスクを嫌う官僚、両方にどのように協力できるかを説明しています。ソフトウェアを作り出すチームはオンラインコラボレーションを通して、暴言や盲目的な褒め言葉ではなく、有用な専門知識を取り込む設計に挑戦していることを論じます。
そして彼女は、法律、政策、技術、教育、環境などの政策分野より広い範囲で、よりオープンな参加型の方法で政府の仕事を助けることができるような方法について説明します。
著者略歴(私訳)
ベス・シモーネ・ノヴェックは法律専門家、ニューヨーク大学ロースクール情報法政策研究所の所長教授、スタンフォード大学マクラッチー准客員教授。彼女は米国で開始されたコミュニティ特許ReviewA パイロットプロジェクトの原動力となった。Peer-to-Patentは、2007年に商標庁、英国と日本で同様のプロジェクトにインスピレーションを与えてきた。
目次(私訳)
目次 はじめにxi 謝辞 xvii パート1 コラボレーティブ・デモクラシーと専門知識の性質の変化 チャプター1 Peer to Patent:ささやかな提案 p.3 ささやかな提案を発進する p.7 未来への影響:ウィキペディアからウィキ法へ p.12 核となるアイディア p.15 本書概要 p.21 チャプター2 障害の唯一のポイント p.25 意志決定のクローズドなモデル p.25 ネットワーク世代の民主主義的参加理論 p.35 コラボレーティブ・デモクラシーの挑戦 p.40 パート2 Peer to Patentと特許の挑戦 チャプター3 特許とその情報不足 何故、特許か p.47 特許審査の課題 p.49 今日の特許審査 p.51 結果:後ろ向きに走る蟹 p.64 危機に瀕しているのは何か? p.67 チャプター4 コラボレーティブ・デモクラシーのためのデザイン 視覚的な審議 p.70 Peer to Patentの働き方 p.71 働きをグループ自身に反映して戻る p.80 粒度、グループ、そして評判 p.82 ボード上でみんなを捉えよ p.90 デザインプロセス p.95 初期の結果 p.99 パート3 Wikiで考える チャプター5 情報のソーシャルライフ(社会生活)p.107 透明性を越えて p.108 クラウドソーシングを越えて p.110 専門家や専門知識を共にもたらす p.117 空間、場所、グループ、そして情報 p.118 情報リンクとアクション p.120 情報の透明性 p.121 コラボレーションに向けて構築する p.126 チャプター6 市民参加の歴史 p.128 パブリック・コンサルテーションの障害 p.129 政府の情報アクセス p.133 インターネット世代の参加型実践 p.138 替わりを想像する:われわれの参加方法をつつく p.142 チャプター7 コラボレーション・デモクラシーへの市民参加 p.146 Peer to Patentを越えて:コンサルテーションのために p.148 注意とコメントを越えて p.154 イノベーションのための組織 p.161 ネットワークのCTO p.165 コラボレーティブ・ガバナンス(政府) iLabs p.166 チャプター8 教訓 p.170 適切な質問をする p.172 適切な人々に尋ねる p.174 望み通りの終わりのためのデザインプロセス p.175 個人ではなく、グループのためのデザイン p.178 グループ自体に戻るために画面を使う p.179 役割とタスクに作業を分割する p.179 評判の力 p.180 ポリシーを作る(ウェブサイトではなく) p.181 新しいアイディアの水先案内人 p.182 インプットではなく、成果に焦点を p.183 大きな画像:ガバナンス(政府)の再設計 p.184 東海岸のコードと西海岸のコード p.185 パワーとコラボレーティブ・デモクラシー p.189 脚注 p.191 索引 p.219
*1 2011/04/18 修正をしました。
2011年04月24日(Sun)
■ MediaWikiリンク記法、入力支援JavaScript
javascript:(function(){var ele=document.createElement('textarea');ele.style.width='100%';ele.value='['+location.href+' '+document.title+']';document.body.insertBefore(ele,document.body.firstChild);ele.focus();ele.select();ele.ondblclick=function(){ele.parentNode.removeChild(ele);};ele.oncopy=function(){setTimeout(function(){ele.parentNode.removeChild(ele);},1);return true;}})()
- これは何?
- Google Chrome向けの、MediaWikiリンク記法を入力支援するJavaScriptです。
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- 使い方
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[http://www.freedomcat.com/diary/?date=20110424#p01 MediaWikiリンク記法、入力支援JavaScript - shinoのときどき日記(2011-04-24)]
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