2009年06月02日(Tue)
■ 卵白をもったり泡立てるコツ
■ quoteマジック
変幻自在に文脈を読み替えて話題を転調させるDANマジック
[Twitter / masayoshi takahashi: 残念ながら例文のDANレベルが低すぎると思います。変 ...より引用]
2009年06月04日(Thu)
■ hootsuite
hootsuite はマルチクライアントな twitter ツールらしい。で、カンファレンスとかの中継での twitter の利用についてとかとかとか。
[hootsuite, retweet, hashtag, friendfeed, facebook, flickr, youtube, etc, etc, etc. - twwpより引用]
2009年06月05日(Fri)
■ 勉強会カンファレンス2009 開催間近。
勉強会を勉強する、勉強会勉強会(通称MetaCon)という団体がありまして、 6日の土曜日に「勉強会カンファレンス200」というイベントがあります。
全国各地から勉強会を運営する人が集まって、さまざまな勉強会のあり方について語ります。
わたしも発表します。なぜか、お題は「IT勉強会と行政」。わたしごときが扱って良いのかどうかわかりませんが、精一杯がんばります。
当日はust中継もあるそうです。お時間ある方はぜひご覧ください。(ちなみに顔出しはしない予定です)。
発表のほうは、相棒がよしおかさんなのでなんとかなりそうなのですが、なぜか、受付スタッフもやっています。受付スタッフというか、受付ダンドリスト。今回の経験から、ノウハウ、受付テンプレっぽいものを引っ張り出せるといいなぁ~って思っています。
発表よりも、受付ダンドリストのほうがプレッシャーが高いです……。
2009年06月06日(Sat)
■ 勉強会カンファレンス2009
というわけで、勉強会カンファレンス2009に行ってきました。
ust中継ありの発表が、あんなに緊張するものとは、やはり、自分で体験するのは大事だと思いました。本番前は、緊張のあまり、足がつったりしてました。(どれだけ緊張してたんだ……。本番でも声が震えてしまった。そして、自分が恥ずかしかった。いろんな意味で)。
それにしても、こっそり裏話書いておきますと、今日のセッション2は、じつは午前中に初めて打ち合わせしたのでありました。しかも場所は受付で。ざーっと資料を目にしたよしおかさんは一言。「で、shinoさんはこれを通して一番言いたいことは何?」。書いてないけれど、思っていたことをざーっと一通りお話して、よしおかさん、「ふむふむなるほどねぇ~」。
そして、本番。どうなるのかなーっと、思っていましたが、発表後によしおかさんが会場に話を転がして、どんどん、いろんな勉強会主催者の、体験談を聞けたのは、よかったです。
懇親会や2次会でも、たくさんの人のお話を伺えました。ありがとうございます。
資料は明日にでも掲載します。
今日は完徹(緊張のあまり寝られなかった)ゆえ、寝ます。ばたっ。
2009年06月07日(Sun)
■ 行政をHackせよ。
勉強会カンファレンス2009とは
勉強会カンファレンス2009は、IT系勉強会開催をしてる人、したい人の集まりで、勉強会を開くためのtips、それにまつわるtipsの情報交換や、開催者同士の交流を目的に開かれました。
わたしはそこで、「セッション2 勉強会と世界」という枠の中で「IT勉強会と行政 ~行政をHackせよ。~」というタイトルで発表をさせてもらいました。前半の内容は、IT系勉強会という文脈で憲法や法律を読んじゃおうという大胆な試みをしました。わたしは一般人で、決して法律家とか識者とか活動家(汗 ではないので、内心「憲法とか法律とか、うひゃー、こういう風に読んじゃってもいいのかなぁ。深くつっこまれても回答できないョ」と不安というか、「まぁ、とりあえず、投げてみるか。話はそこからだ」という気持ちでやりました。(いわばミュージシャンが憲法を作曲付けてライブで歌っちゃう感じ)。
資料はこちら『IT勉強会と行政(PDF)』。
以下はそのレポートとかセッション追記というか、そんな感じのものです。
勉強会の背景にあるもの~生涯学習の理念~
今回が第一回です。第一回だからこそ、わたしはそこで、みんなが勉強会を開く背景となる思想(ていうと重いんだけれど・汗)がいったい何に基づいているのか、その基本となるものを紹介したいと思いました。
それが、スライドの中に引用した日本国憲法、教育基本法、社会教育法です。
特に「生涯学習の理念」は重要だと思います。というか、これを初めて読んだとき(いつだか忘れたけれど)は、感動した!何度読んでも感動する。この感動を集まったみなさんと共有したかった(懇親会などで感想をうかがったら、ちゃんと共有できていたようで良かったです)。
国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。
[教育基本法 第三条より引用]
学ぶことは、義務教育期間だけではなく、生まれてから死ぬまで、人の生涯を通して、よりよく生きる糧として、とても大切なことなのが、よくわかるのです。
自学自習
「自分がやりたいから」「たのしいから」というのはもちろん個人的な動機として、とても大切です。自分から自発的に、学びたいテーマをみつけ、情報をあつめ、理解して、そのこと自体を楽しむ。とても大切です。こういうのを行政では「自学自習」という用語を使うようです。
個人から、一歩踏み出して、みんなで勉強会をするというのは、たいてい「目的・テーマに賛同される方なら、誰でも参加してほしい。多くの人に参加してほしい」という思いがありますね。「わたし」だけでなく「わたしたち」になります。
「わたし」だけで自学自習するのではなく、「わたしたち」で自学自習する場が勉強会かなー、と、思います。
公共施設を使う
勉強会を一般的に開くときは、今回の勉強会では趣旨に賛同してくださった企業様に会場をお借りできましたが、自治体などの施設を利用することがよくあります。今回集った人々に、セッション2の時に「公民館など自治体施設を利用されてる勉強会の方」と挙手をしてもらったら、半数くらいの方が挙手をされていました。
自学自習の場として、施設を整備することは、教育基本法や社会教育法の中で、国及び地方自治体の任務として定められています。(公民館のほか、図書館や博物館、スポーツやレクリエーション施設も入ります)。IT勉強会も、どんどんこうした施設を利用するとよいと思います。
セッションでは触れられませんでしたが、2002年頃、わたしが参加させてもらっていたJava読書会は、今でも活動が続いていて、延べ10年(以上なのかな)、開催回数は100回を越えていますが、自治体施設を借りることによって、開催者の場所抑えの負担を軽減して、淡々と続けられていることによって、長年の活動を維持しているようです。
単純に「わたしたち」の自学自習の場として、公的施設を借りるのは、次の情報を用意すれば手続きがとれます。
- 勉強会名
- 主催者/申込者(氏名、住所、電話番号)
- おおよその参加者数
- 主たる目的(「(IT/プログラミング関連/コンピュータセキュリティ/Webサービスなど)に関する勉強会」、で大丈夫でしょう。あまり具体的に「LinuxカーネルHackの勉強会」と書いてもおそらく窓口の人は用語を理解できない・・・・・・。一般的な人が理解できるレベルの言葉を想定して書けばよいと思います)
勉強会の成果と社会還元(社会に対する勉強会のメリットを考えよう)
今回、発表をするのに最初、勉強会にとっての、行政(地方自治体)の施設を借りるメリットに重点をおいていました。今の地方自治体の施設の多くは、ネットワーク環境もありませんし、PCを使う際の電源タップも確保できないことが多く持ち込みになります。それをどう行政に説明して予算をとって施設を充実させてもらうか、勉強会開催者みんなで考えるのはどうかなぁって単純に考えていました。
しかし、生涯学習方面に明るい知人がいたので、事前に発表資料を見てもらったところ、「自分たちにとってのメリットを訴えるよりも、自学自習した成果をどう地域や社会に還元できるかを考えてほしい。今の行政の生涯学習はその方向を重視している」と指摘されました。
自治体などの施設を借りるときに、自分たちが快適に勉強会をするには、「そうかぁ、地域や社会に対しての勉強会の成果のメリットを説明するのも大切なんだ」と気づかされました。
社内勉強会のセッションで、勉強会という場を社内で作ろうとするとき、上司や会社に対して、勉強会を開く意味やメリットをどう説明するのか、ここが開催にこぎつけるためのひとつのブレークスルーポイントであることが取り上げられていたと思います(ごめん、ちゃんと全部は聞いてなかった。受付に途中までいたので)。つまり、「勉強会」が対外に対して、そのメリットが明文化できると、強みになります。
やはり、行政施設を借りる場合でも、同じことが言えるかもしれません。社会に対し、地域に対し、勉強会のメリットを説明できるというのは、勉強会のポジショントークとして大切かもしれません。最初に結論として、「行政Hackのコツ 世の中に対して何を貢献できるか説明する。それができればOK.」というのはそこです。
勉強会と行政窓口(勉強会のベクトル)
そこで、さらに突っ込んで、勉強会と行政のコミットポイントをその方に話を聞いたところ、どうやら、次のベクトルがあるらしいことがわかりました。それがスライドの「3.IT系勉強会と行政窓口」でまとめた内容です。
スライドでは、2、3、4、5のベクトル(方向性)があります。これは、レベル(段階)ではなく、ベクトルです。その点を注意してください。必ず、勉強会は段階を分で2、3、4、5の順で成長しなくてはならないということではありません。それぞれのベクトルでとどまって良いのです。また、ベクトルにとどまり続けることを強要することもありません。勉強会の成長・熟成に伴って、ベクトルが変わることもあり得ると思います。複数のベクトルを内包する勉強会もあると思います(複数のベクトルを内包って、言葉の使い方としてアリなのかわからないけど・汗)。
2.勉強会が単純に自学自習の場として公共施設を借りる
(これについては先に説明しました)。
3.勉強会がその成果をもって、地域社会に奉仕する・講習会を開く
この場合は、「社会教育関係団体」や「生涯学習団体」といった団体登録をすると、そういった活動が行えます。
よく、市民に対するパソコン勉強会などの「講習会」が広報誌に掲載されていますが、そうした講習会を開く団体(勉強会)です。
また、生涯学習に詳しい方から伺っているところ、市民や学生に「講習」する人々に対する講師としての研修活動にも参加できるようです。(ここら辺、講師の研修会をする立場なのか、講師の研修を受ける立場なのか、ちょっとよくわからない)。
あとから懇親会の席で伺った話なのですが、セキュリティ系の勉強会の方は、高校の先生方のIT勉強会に列席しているそうです。これが講師の研修会にあたるかわかりませんが、そうした活動を実際にされている勉強会開催者がいるんだ、と、感動しました。
4.勉強会・企業・行政が連携して、地域社会に奉仕する
たとえば、ホームレス支援や地域猫問題といった社会問題に対して、IT系勉強会がその勉強した成果をもって、企業や行政と連携して社会貢献するケースです。
第三者として、勉強会情報をみていますと、WebSig24/7さんがこうした活動に詳しそうな気がしますが、どうでしょう。(あとから気がついたのですが、WebSigさんも勉強会カンファレンス2009と同じ日に、勉強会を開催されていた!)
この場合は、市民活動センターやボランティアセンターといった行政サービス窓口にコミットすると情報やネットワークが得られるようです。(ようです、というのは、生涯学習に詳しい人から聞いた話で、わたしが実際にそうした活動をしていないので実体がよくわからないのです)。
5.勉強会・企業・行政が連携して、地域の産業・経済に貢献する
LOCAL(札幌)、しまねOSS協議会(島根)、東北デベロッパーズコミュニティといった勉強会が、おおよそ、このベクトルにあると思います。(直接知っているわけではないのでよくわからない ><)
これもまた聞いた話ですが、こうした活動をするときには、行政の年度政策(発表は広報誌などで行われます)などをチェックし、絡めそうな窓口を探す必要があるそうです。
勉強会カンファレンスに期待すること
わたしは経験していないのでわからないのですが、3、4、5のベクトルにあるIT系勉強会もたくさんありそうなので、今後、そうした勉強会の方に勉強会カンファレンスに来ていただき、お話してもらうことを期待します。
また、今回、発表させてもらったあと、よしおかさんが司会となり、会場の方にどんどん手をあげてもらって、自分たちが地方自治体施設を借りるときどうであったか、また、行政とコミットした経験などを語ってもらいました。これらの点はあとで整理して、MetaConでディスカッション・情報の整理を行うと良いでしょうね。
(問題を抱えている人は、どういうポジションで、何が問題なのか、何を悩んでいるのかを明記して、MetaConのディスカッションにスレッドをたてると良いと思います)。
さらに、セッション2で、会場から挙手をしてもらって話を伺っていたところ、「学校」と勉強会の連携、教育・研究分野とIT系勉強会の連携も、分野として大きくありそうですね。その点についてもディスカッションされていくと良いと思います。
会場から出た質問とその回答
回答には今回、追記をしました。
Q.会社の人で集って勉強会をする、複数社で連携して勉強会をするという場合は自治体施設を借りられますか?
A.会社は営利団体なので、その名前が前面に出ている場合は、自治体施設はちょっと厳しいところがあるかもしれません。行政施設は基本的に市民サービスなので。どちらかというと、商工会議所が適していると思います。(商工会議所は一般の勉強会よりも、むしろ会社の研修会などに利用される会場を提供するサービスをしています)。また、勤労福祉会館もよいかと思います。各施設に問い合わせてみてください。
Q.自治体施設は営利はだめとありますが、自治体施設を借りる場合、やはり会場費などの経費がかかります。そうした会場費などを、来場者から集めるのは大丈夫ですか。
A.営利目的を伴うものは、公民館、地区センターの会議室は基本的に利用できません。具体的には、テキストや書籍の販売、プロダクトの販売という行為はできません。また、入場料として利益を得るようなものも基本的にできません。(入場料という利益を得る場合は、施設を借りる料金が規定にしたがい、割り増しされるということがあります。施設ごとに規定が異なるので施設に問い合わせる必要があります)。純粋に会場費を集まった人からその場で徴収するという会費的なものは、大丈夫です。
収支は明朗会計で。
お金問題も、いろいろメソッドがたてられそうですね。勉強会としては、内部で取り決めて、対外的に収支を説明できるようにしておくのが大切かと思います。
感想
今回の「セッション2 IT勉強会と世界」を通して、本当にひとこと「IT勉強会」と言っても、さまざまなベクトルがあり、そこにたくさんの問題や課題があることがわかりました。とても大きな収穫でした。
また、発表をして、そのあと、何人かの人に、「このセッションは、本当にヒットポイントでした!まさにこのセッションが自分にとって問題でした!」という感想をいただきました。セッションをできて、本当によかったです。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
追記
受付ダンドリスト記については、別途書きます。
■ リテラシ+学会
- 数学教育と情報教育の根底にあるリテラシー教育に関連のある研究発表を募集しています。
- おもしろそうだけれど、まず、このページ、「about」に該当するものがないのがちょっと残念。「情報リテラシー教育研究会とは」って説明の一文が欲しい。数学教育学会の分科会みたい。数学教育学会に属してない人でも参加可。
- シンポジウム「神経科学リテラシー」 - 日本認知心理学会 イベント情報
- 神経科学のリテラシらしいけれど、演目を見ると「社会」というのが出てきていて、リテラシを語る際、「社会」を外すことができなさそうなのが、興味深い。
- 科学技術社会論学会 (Japanese Society for Science and Technology Studies) - シンポジウム「これからの科学リテラシーを考える」
- 科学リテラシー。教育と結びつけている。東京大学生産技術研究所。
- 「市民とメディア ~メディアリテラシーと情報発信」
- 日本教育メディア学会のシンポジウムらしい。該当するシンポジウムの公式ページをうまく発見できず、PDFにそれらしきものを見つけた。
- メディアリテラシ+教育という観点
- 第56回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム記録 情報リテラシー教育と図書館
- リテラシーと教育と図書館という観点
- 市民として身につけるべき科学リテラシー
- "理科教育の在り方や,誰でもが身につけるべき科学技術リテラシーが注目されている"
- 理科教育+科学リテラシ
リテラシ学会が欲しい。と、思ったけれど、まぁ、ざっくり分類すると、いまは「情報(インターネットを通じた情報)リテラシー」と「科学(サイエンス)リテラシー」と、二つの系統で、前者は、教育、数学教育、図書館情報、社会学(?)、という分野で、後者は、科学教育という分野で議論されているのかな。
2009年06月08日(Mon)
■ "自治体をHackせよ。"と"リテラシ+学問"の記事にコメントをいただいた。
地方公務員の方から、日記宛に、コメントが来ましたので、掲載します。
はじめまして。
大学で生涯学習を学び、現在地方公務員(システム担当課)という者として、
今回の記事に感銘を受けました。
私的な雑感になりますが、4点ほど記させていただきます。
(1)
実は、「社会教育法」の他にも、「生涯学習の振興のための施策の
推進体制等の整備に関する法律」(生涯学習振興法ということも)
があります。
※ただし、
「社会教育法」:社会教育の発展に行政が積極的にサポートするように!
「生涯学習振興法」:生涯学習?やりたい奴が勝手にやればいいんじゃね?
というニュアンスが込められておりますので、
教育学者(特に社会教育は左派的な運動と関連が深い)からは
「生涯学習振興法」は目の敵にされています。
(2)
教育学で「リテラシー」というと、個人的には「識字」
(⇒以下人権問題、部落問題などに続く)という印象があります。
教育(によって読み書きを獲得する)=社会化(社会に組み込まれる)
という考え方がありますので、
> リテラシを語る際、「社会」を外すことができなさそう
という傾向はでてくると思います。
(リテラシが社会学に繋がる所以でしょうか)
(3)
高等教育での「情報」課程や、小中学校での「携帯電話対策」など、
教育学自体、「(情報)リテラシー」という分野をきっちりと
体系立てて捉え切れていないような印象があります。
何より、学校の先生・教育学者ともに、ITの動向に関して疎い傾向
(これも個人的な印象なので、ソース等お示しできませんが)
があるから、何が問題なのか認識できない⇒研究対象となり難い
ように感じます。
(4)
・行政の間では、「協同」というキーワードが流行っておりますので、
地域に対して還元するしないを問わず、生涯学習の部署よりも、
(スライドのP27にもあるように)コミュニティ関連の部署に
話をしてみることをオススメします。
(「学習したい」という意欲を持つ市民と、
「学習したい人は歓迎」な団体を結びつける、
ということも行政の重要な役割として認識され始めています)
大雑把にまとめますと、
「場所」について=生涯学習関連の部署へ相談
「活動」について=コミュニティ関連の部署へ相談
と言えるかと思います。
本来は自分のブログ等でトラバ送れればよかったのですが、
あいにくそのようなものを持ち合わせておりませんので、
コメントにて長文・乱文を失礼いたします。
[pogepogeさんの"行政をHackせよ。"と"リテラシ+学会"へのコメントより引用]
まず、ごめんなさい。ここのページは、blogじゃなくて、日記システムなので、一日に書いた記事すべてがひとつのページで表示されます。「行政をHackせよ。」と「リテラシ+学会」は異なる記事だと認識してもらえるとうれしいです。記事の最初の「■」ってところが記事のはじめ&タイトルだなって、思ってもらえると良いです。あと、トラックバック機能はつけていません。
「生涯学習振興法」はじつは読みました。よくわからなかったので割愛しました。そうか、そんなニュアンスの差があったのですね。あと、どうも国民(市民)に対する法律というよりも、国←→都道府県←→地方自治体の行政連携について決めた法律なのかなー?って印象が強かったのですが、素人読みなので、ともかくよくわからなかったのです。
「協同」は、もしかしたら、「協働」の誤植でしょうか。「協働」と「協同」がいつもよくわからなくなります。単語は知っていたのですが、行政系の中でよく使われていて、逆にIT系の人があまり知らない(と思う)単語で、かつ、今回の発表では、「生涯学習」というのをメインとして取り上げたので、省略しました。また、「生涯学習」も一般的には、通信大学とか、文化講座とかを指す言葉、と、誤解している人が多くて、一度に慣れない文化の言葉をあまり出したくなかったのです。それから何より、自分が経験していないので、実感としてよくわからない、というのが正直なところです。たぶん、「勉強会・企業・行政が連携して」ってあたりに絡む言葉ですよね。記事中でも明記したのですが、そうした連携的な活動は、自分が経験してないからよくわからなくて、わからないところはちょっと避けておこう、みたいな。これまた適当ですみません(汗)
こうした言葉を、自治体サイトなどでわかりやすく解説ページを作ってくださると、ありがたいと思います。あと、自治体ごとに、同じような機能をする課も名前がいろいろで、横断的に見る時、わかりづらかったりするので、もっとこう、わかりやすい窓口案内とか何かがあるといいですね。
最後のまとめはとても参考になりました!
今回は、場所を求める問題と、活動形態の問題がちょっと(いやかなり?)混同しちゃってましたね……。(でも、場所の意味と、活動の意味って、どっか重なるところもあって完全に切り離せないものかもな、とも思いました)。
それにしても、こうして、地方公務員の方から、コメントをいただけるのとは、予想の斜め上でした。ありがとうございます!
■ 真正面から取り組むと危険!(RE:"行政をHackせよ。")
はてブコメントいただきました。
こういう勉強会を重ねていくうちと、知らず知らずのうちに行政とITの距離感が詰まっていったりするんだよねぇ。真っ正面から取り組もうととしてもうまくいかない印象があるけど。
[はてなブックマーク - ryuzi_kambeのブックマークより引用]
kambeさん、すっごく大切なご意見、ありがとうございます。
まじめにやってると、なんか、おかしなことになっちゃうってありますよね。
なので、「レベル」じゃなくて「ベクトル」、「段階」じゃなくて「方向性」、ステップアップするんじゃなくて、そこに留まっていいんだよ。と、行政窓口の話のところでしました。
「公共施設を、自分たちが自分たちのための自学自習の場として使うだけでいいんだもん」でも、十分だと思うんですよ。奉仕だ地域社会に貢献だって、あれもこれもそれもって、手を出さないで、「うちんとこは、これ以上やらない」ってラインを引く。そのベクトルにとどめちゃう。それが持久力ある勉強会を開催するひとつのコツかもしれないですね。
■ KPI?@勉強会カンファレンス2009
よくわからないのだけれど、書いておこう。
Keep (今回うまくいったこと)
- id:hanazukinに会えた。話せた。一緒に仕事できた。(じつは何年か前から、ある人を介して存在を紹介されていてずっと会いたかったのだ!)
- ハンドル名で性別をわからせない(笑)
- 現金扱う受付って意外に大変なんだよってのを、わかって欲しかった人にわかってもらった(笑)
- 黒字になってよかった。
Problem (問題・反省点)
- 受付と発表という、「自作」「自演」両方するのは大変。ふつーには、無理。(ふつうって思われたらいやん)
- 運営の追い込みが1週間前になってから活発になったけれど、もっと余裕を持って始めたほうがよかった。
- 受付中に、「赤字になったらどうする?業者への現金払い時に受付金額が万単位で不足していたらどうする?」という危機感が浮上。あらかじめ考えておく問題だった。(結構プレッシャーになった。結果的には足りました。この問題はあとで詳細を書く……と思う)。
- Googleグループが重い。ページ機能が使えない。
- 来場者の男女比構成をちゃんと統計とってませんが、おおよそ9:1くらいでした。それに対して、受付スタッフ(5名)をした男女比構成は2:3で女性の方が多かった。これはジェンダー的な何かがあるのか、こう、何か、気になりました。また、登壇者がそのうち3名いました。
Try (今後に向けての改善点・提案)
- 運営スタッフと発表者は、分けること。兼任させない。
- 人に仕事をふる、振り方。抱え込まない。抱え込ませない。
- 受付設計は、2~3週間前から始めること。1週間前にはできていること。
- タイムテーブルも、1週間前にはできていることが望ましい。
- もっと運営設計・情報の集約にwikiやタグを活用しよう。
- 「公式サイト」ってどこ?(疑問か。ATNDは「勉強会カンファレンス2009」の公式サイトであって、「勉強会勉強会」の公式サイトはGoogleグループ?)
- ATND管理者って複数人にできるなら、複数人にした方がよい。
- 会計ページを公式でつくること。複数人が編集できること。←お金の動きは、団体の動き。
- 運営に必要な物品、消耗品(主に受付事務品)をどう扱うか、会として取り決めるといいかも。個人の負担にさせすぎない。
■ アウェー
「ネットを深く掘る」とは、「アウエィでありかつ同時に当事者である」という経験の総量のこと
[最高クラスの「荒らし」としての梅田望夫 - アンカテより引用]
アウエィの試合は、地球の裏側まで追いかけていって見る価値があるっ!
■ タイムキーパー
タイムキーパーの役割は「時間通りに進めること」ではなくて、 「限られた時間の中で最大限の利益を参加者に与える」ことなので、 最大限の利益を最も分かっているセッションリーダーに判断材料を与えるのが良い
2009年06月10日(Wed)
■ Information Technologyと受付 ~受付をしてシステム設計を体験しよう~
ちょっと軽い雑談風味で書きます。
勉強会カンファレンス2009で発表をさせてもらったレポートはすでに書きましたが、事前準備として大変だったのが、発表よりもむしろ、受付でした。忘れないうちに書いておきます。
わたしは30人規模と80人規模のイベントをかつて開催したことがあるのですが、感覚として、30人あたりを境に、受付負荷は、かなりかわります。
これね、経験するとわかるんだけれど、業務分析とかシステム分析とか上流工程やっている人は、体験してみるとすごくいいと思いますよ。業務を実体験できる場として使えます。機械だけで処理できない、接客システムとか、どういう部分が機械化(プログラミング化)できて、どういう部分が人が処理する必要があるのか。そういうのを一通り体験できる良いチャンスです。
どんな勉強会やイベントでも、受付って発生してくるシステムですよね。ITって、Information Technology という言葉の略語で、転じて、情報処理やコンピュータやインターネットを総称するような言葉になっていますが、受付もInfromationって言います。まさしくINとOUTの接点の情報を種々扱う、総合的な窓口です。IT系だからこそ、受付をおろそかにせず、そこからシステム作りを体験してみるのは、繰り返しますが、ほんと良いチャンスだと思います。
受付をする人は、単なる雑用スタッフなんかじゃなくて、システムエンジニアだって胸張っていいと思います!
受付と来場者数
まず、人数規模で、閾値が何かありそうというのは次のあたり。
- 10人まで
- その場でなんとか対応できる。
- 30人まで
- 事前準備が必要になる。(受付設計)。
- 当日打ち合わせで受付スタッフが2~3名いるとよい。
- 50人以上
- 事前準備が必要になる。(受付設計)。
- 事前打ち合わせを受付スタッフとしておく必要がある。
- 受付の時間などによるけれど、スタッフは4~5名いるとよい。
- 400-500人規模(shino 未体験ゾーン)
- 入場料を扱う場合、事前チケット発行を検討する
受付事前準備
事前準備としてはこんな決めておくといいです。
- スタッフ
- スタッフのタイムテーブル
- 現金を受付で扱う場合は、現金責任者を決めておくとよい
- 場所
- テーブルや椅子の個数
- 用意するもの
- 来場者名簿
- 定規&ペン
- 電卓(これは携帯などの電卓機能じゃなくて、ちゃんとした電卓のが便利です)
- 財布(100均などに売っている、いくつか仕切りのある小物入れで可。仕切りがあるってのがポイント。レシートや領収書、お札、小銭を分けて入れられると便利)
- 小銭ケース(これも100均で売っています。集金額にもよりますが、500円用のがあると便利)
- 会計トレー(これも100均で売っています。お金を受け取る受付をする場合、あると便利)
- ノート、または、紙。(集計をするメモ書きや、伝達事項を書いておくなど、いろいろ便利)
- その他
- 受付業務フロー
受付設計の要素
さらに、受付設計をするさいの受付要素として次のものが加わってきます。
- 入場料、参加費など現金の取り扱いをするか
- プレス(記者)対応をするか(名刺を頂戴し、主催者に渡す)
- 来場者カテゴリを決める
- カテゴリに従ったチケット発行など
- 配布物の有無
- 名札
- 来場者カテゴリを示すタック
- タイムテーブル
- イベントに必要なペーパー類
- 宣伝チラシ
受付設計ポイント
受付設計ポイントは次の3つ。
- 来場者カテゴリ設計
- 受付作業フロー
- 来場者名簿設計
受付事後報告
事後報告としては次のような点があります。
- 来場者数
- 会計報告
- レンタル品など返却報告
勉強会カンファレンス2009の反省点
- 会場側との連絡窓口を作り忘れた。 orz.
何を意識して受付設計するといい?
懇親会の席で、「ダンドリをするコツってありますか?」って質問をされました。
わたしが受付に限らずダンドリをするとき、イメージするのは、こんな感じです。
- 人(来場者、スタッフ)=CPU(動く)
- 場所=メモリ空間(展開する)
- タイムテーブル=HDD(ディレクトリやファイルで整理)
あとは、IN と OUT に何があるのか。いわゆるひとつのAPIの設計と一緒です(たぶん)。
もーちょっと書くと、「ケツ(締め)の時間」を意識する。何の締めが何時なのか。そこから逆算して、締めの時に出力するものは何なのか。出力するものが決まれば、あとは自ずと、入力するものや、処理は決まってくると思います。
2009年06月14日(Sun)
2009年06月15日(Mon)
■ twitter中継マナー
twitter中継する人は、自分の発言じゃないものは誰が話者なのか「全部」のpostに付けた方がいいと思うよ。それ、読みやすさとか文脈とか考える上での「最低限」の責務だと思う。
[Twitter / 津田大介: twitter中継する人は、自分の発言じゃないものは ...より引用]
最近、twitterのpostに
#twitter_id "内容"
というフォーマットで投稿している人をみかけた。発話者のtwitterのidを#tagにして、ダブルクォーテーションで発言内容をくくるというのは、なんか、いいなって思った。
2009年06月17日(Wed)
■ 受け容れる心・加島祥造と生命のエナジー
銀花 2009年 06月号 [雑誌]
文化出版局
¥ 1,450
what the Tao teaches is,
simplicity,
honesty,
integrity.
2009年06月18日(Thu)
■ reblogtreeと書き換えquote
reblog tree を可視化してみたいときはある。ときどき流れてくる昔の書き換え quote がその reblog tree をどれくらい汚染してるか、
[Twitter / twwp.inc: reblog tree を可視化してみたいときはある ...より引用]
わたしの場合は、reblogしつつ書き換えるというスタイルよりも、そこにリンクして新postとして書き換えquoteを突っ込んでる。ので、reblogツリーにはあんまり、書き換えは出てこない。
post間の相互関係みたいなのが可視化させるような何かがほしい。
■ relとnextとprevのせつない関係
■ 情報参照可能性
先日の勉強会カンファレンス2009に関連して、こんな熱いblogを読みました。
この中で、わたしの発言にも言及してくださり、ありがとうございます!
先日、勉強会カンファレンス2009に参加したときも、
途中で
「学生や学校を、IT勉強会にもっと巻き込むにはどうすればよいか」
という話題になりました(というか、僕がそう質問しました)。
すると、そのときスピーカーだったshinoさんは
「学生は、そもそもIT勉強会の存在自体を知らないと思う」
と答えてくれました。
[IT勉強会への熱き想い (日本電子専門学校/ブログ/オープンソースシステム科ブログ)より引用]
そう。それに追加して、「勉強会をしたいって要求がでてきたときにすぐに情報にアクセスできるように情報を整備するのが必要だと思います」って答えたように思います。(動画は恥ずかしくて見返せないので記憶です・汗)。パッとそう答えられたのは、情報を整備しても是とされる、安心感があるから言えたことだと思います。
今日は、中国から来た人で、日本で育児をしている人と話をする機会があったのですが、青春時代に情報を遮断され、情報にアクセスすること自体が、人生(進学や出世)の危機につながることを体験してきた話を聞くと、あんまり難しいことはわかりませんが、勉強会を盛んにできたり、地域や世代を越えて交流をはかれたり、「知りたい」って思ったときに情報にアクセスできる自由のある社会てのは、ありがたいもんだなぁ、と、思いました。(お、なんか、話が壮大だ)。
Freedom!
2009年06月19日(Fri)
■ マウスが壊れたようです。
マウスが壊れてしまったようで、いかに、ふだん、マウスに頼りきったウェブサーフィンをしているかが身にしみました。とほ。
これを機会にFireFoxのショートカットキーを覚えることにします。
閲覧はそんなに不自由ないのですが、テキストをマウスで選択して、Share On Tumblrとか、右クリックでぐぐるという動作ができないのが結構、きついですね。
■ 追記
キーボードからのテキスト選択は「ツール>オプション>詳細タブ」から「ページ中の移動にカーソルを使用する(キャレットブラウズモード)」のチェックを入れれば出来るようになります
というコメントをもらいました。試しました。どうもメモリをがばがばくって、FireFoxがフリーズする感じします。ので、チェックは外しました。
教えてくださったかた、ありがとうございます。
2009年06月20日(Sat)
■ agile
■ ポメラ
- ポメラ用ソフトウェア、簡易ブラウザ、ジョークソフトなど|kataline.com 語らいの一時オンライン
- ポメラ - Windowsケータイ
- ポメラ/DM10/よくある質問/データ編 - Windowsケータイ
→入れてみたけれど、いまひとつ利便性が「?」。エクスプローラで十分かなぁ。わたしは。
2009年06月21日(Sun)
■ マウス買ってきた。
ロジクールのTM-150というの。TrackMan Marble TM-150 - ロジクールストア
以前使っていたのは、マウス&トラックボール>トラックボール>TrackMan Wheel TM-250のワイヤレスのほう。
使用感。トラックボールはたしかにいい。けれど、TM-250の「垂直スロール」ボタンに結構依存してたことに気づきました。\1000けちるんじゃなかった。激しく後悔。
ただし、TM-150は4つボタンで、ボタンのひとつに「Univesal Scroll」というのをデフォルトで割り振ってあるので、それを押しつつ、トラックボールで操作すると、垂直スクロールができる。
まだ馴染まないのは、時間のせいだと思う。
Set Pontの設定
3つめの「戻る」ボタンを「Univarsal Scroll」に。
4つめの「Univarsal Scroll」を「Alt+」に変更。
しばらく様子見。
2009年06月22日(Mon)
■ 第七回Wikiばなの開催告知を出しました。
よーやっと、出せました!第七回Wikiばな開催告知。
まだ参加募集はしていませんが、8月8日(土)。みなさん、日程をあけておいてください。会場はなんと、日本オラクル様というIT系に携わる方なら知らぬ人はないという大企業さま。ありがとうございます。
それはともかく、今回はすごいですよ。wikiに関するエポックメーキングな内容を扱います。わたしは、これを、やりたかったんだ!
もうすでに、開催に向けて、Wikiばな関連メールが50通以上は飛び交っています。
だけれど、裏方のスタッフさんが手薄です。運営スタッフさん、大募集しております。
どうぞ、よろしくお願いします。
追記。さっそくエントリを各所にあげてもらいました。ありがとうございます。
2009年06月24日(Wed)
■ 勉強会カンファレンス2009ふりかえりの会へ行ってきました。
2009/06/06にあった勉強会カンファレンスの反省会というか、ふりかえりの会に行ってきました。
議事進行はLINDさん。
今回は、A4用紙を一枚ずつまず配布されました。そこには「keep(よかったこと)、problem(問題点・反省点)、try(今後したいこと)」3つの項目についてそれぞれ箇条書きに各欄がありました。
進行はこんな感じ。
- START-15min 用紙記入
- 15min keepについて、ひとりひとずつ、意見を述べる。それを3週くらい。
- 15min problemについて、ひとりひとつずつ、意見を述べる。それを3週くらい。
- 15min tryについて、ひとりひとつずつ、意見を述べる。それを3週くらい。
- 15min KPTまとめ
- 15min 今後の活動について
たぶん、出た意見はホワイトボードに書き出して、LINDさんか誰かが写真を撮っていたので、あとでどこかに掲載されると思います。
今回、「キャズムを超える」の意味がようやっとわかりました。流行の先端を行く人と、一般人の間には、深くて暗い溝があって、その溝をキャズムと言うらしい。その溝を超えて、流行が、先端の人にとどまらず一般に普及することを「キャズムを超える」というらしい。ひとつ勉強になりました。
そういえば、ミーティング中に「コミュニティ・オブ・プラクティス」の話がでましたが、1年くらい前にshinoも読んでます。wikiの文脈にどう当てはめるかって読み方してました。この話はそのうち書くかもしれないし、書かないで終わるかもしれない。
終了したのは予定を大幅にオーバーして、10時ごろでした。そこから居酒屋さんで打ち上げ。よしおかさんに「shinoさんは居酒屋だとおとなしくなるクチですか?」と言われました。確かそんなようなことを勉強会カンファレンス2009の二次会でも言われたような……。単純に頭が、mtgモードから宴会モードに切り替わっていなかっただけです。(あと、すこし、大人になったかな~。飲み方が)。