2010年02月02日(Tue)
■ 『パソコン創世「第三の神話」』を読みました。
パソコン創世「第3の神話」―カウンターカルチャーが育んだ夢
NTT出版
¥ 2,940
『パソコン創世「第三の神話」』を読んだ。先に『サイバービア』を読み、カウンターカルチャーから発生してきたネット文化やメディア論について学んだが、本書は『サイバービア』ではスチュアート・ブランドの陰となっていたダグラス・エンゲルバートにスポットをあてた本である。
「第三の神話」と名付けられた、その第三は何を意味しているか。それはコンピュータの三つ目の役割であり、カウンターカルチャーが目指したひとつの理想郷である。
本書では、エンゲルバートが描いたコンピュータのあり方を歴史とともに丁寧に描いている。当時、コンピュータには二つの役割が求められていた。一つ目は計算機・演算機能としてのコンピュータ、二つ目は人間の心や思考を代替する人工知能という役割。しかしエンゲルバードの理想とするコンピュータのあり方はその二つとはまったく違う方向だった。
エンゲルバートは、コンピュータに自分自身の人間の知性を拡大する役割を期待した。人間の代替ではなく、コンピュータを利用することで、利用者の知性を拡大しようという方向だ。それが、第三の役割である。
エンゲルバートは、「コンピュータはただ数字を処理するものではなく、計画作成や組織化、研究といった数学的でない対象を処理する能力を持っており「シンボル化した概念を使って思考する人には・・・・・・大いに役立つ」」と思考支援のメディアとしてコンピュータの可能性を予感した。(p.81)
今では、当たり前のように感じられる、そのようなエンゲルバートの思想は、当時はまだ実現されていず、その実現には西海岸に住んでいた様々な伝説的ハッカーが関わり、徐々に姿をあらわしてくる。その過程を詳細につづられたのが本書である。
カウンターカルチャーが隆盛だった当時、人々はドラッグにおぼれた。人々はドラッグの力を借りて、知性や認知の拡大を目指そうとした。これはカウンターカルチャーの大失態である。
本書のp.234(それは1969年あたり)で、カウンターカルチャーの代表的な作家であり、スチュアート・ブランドが絶大なる支持を寄せていたケン・キージーが、テキストを扱ったり、情報を検索するシステムのデモをみて、「これこそLSDの次に来るものだ」と感嘆したのは、カウンターカルチャーがドラッグで失敗した理想を、コンピュータがまだ実現可能だということを示唆しているだろう。
『サイバービア』では、ウェブのリアルタイムなコミュニケーション文化の中毒性は、ドラッグのような失敗を繰り返すのではないだろうか、というダークサイドの面が強調されていたが、本書により、エンゲルバードがそもそも目指した理想は「人間知性の拡大」であるという点であることを、もう一度思い出すことにより、パーソナルコンピュータというメディアはまだ可能性を持続した存在であると、希望を抱くことができる。
2010年02月04日(Thu)
■ バス共通カードが3月末日で買えなくなるのを知り、次の手段を考えた一日であった。
今日はちょっとtwitterの自分のTLを見直すと、非常に恥ずかしいのですが、ようやっとSuicaやPASMOなどの電子マネーの使い方を理解した一日でした。
きっかけは、関東圏内で使えるバス共通カードが廃止されるというニュースを知ったのですが、「えぇ?!それは不便な」と思い代替手段は何があるのかを調べはじめたところでした。
ていうか、Suicaでバスに乗れるなんて、知らなかった!
ていうか、Suicaがコンビニでチャージできるなんて、知らなかった!
ていうか、Suicaでバス共通カードと同じ割引がされるなんて、知らなかった!
どんだけ時代に取り残されているのよ、わたし……。と、ふと電車に2,3ヶ月に一度くらいしか乗らない生活をはじめてどのくらい月日が経ったのかを振り返ったら、十年ですよ。そりゃ、時代から取り残されるわけです。(自転車通勤時代3年+育児生活7年)。
わたしがSuicaの定期を持っていた十年くらい前は、まだSuicaって電車でしか使えないカードだったような記憶があります。それがいつのまに、こんなにサービス乗り入れしていたの?!
あぁ、いろいろ、びっくりしたー。浦島太郎の気分って、こんななのかしら。
えーと、twitterのTLをお目汚ししてしまい、すみませんでした。また情報を教えてくださったみなさま、ありがとうございました!
デジタルデバイドというよりも、ソーシャルデバイドを体感できた一日でした。これはちょっと新鮮だったなぁ。
追記
という、上記の話をSuica定期を持ってる主人にして、「で、ウェブでSuicaの履歴は見られるの?」と尋ねたら「それはできないと思うけれど、Suicaの履歴データを読み出せるデバイスは持ってる」とこれを持ち出してきた。
なんという、家庭内デバイドでしょう。
追記2
逆に言うと、Suica/PASMOで従来のバスカードのサービスの切り替えが完全に出来るようにリーダーやシステムの切り替えが首都圏の各バスに行き渡ったので、バスカードが廃止できるんですよね・・・
[Twitter / sync_syncより引用]
なるほどー。
2010年02月11日(Thu)
■ 2010年02月現在使っているネットサービスを記録するよ。
定点観測記録ということで、yucoさんに倣ってみます。
ドメイン管理サービス
- ムームードメイン
- freedomcat.com
- socoda.net
ホスティングサービス
- さくらインターネットスタンダート
- 前年度までつかっていたロリポップ、さくらのライトから、移行しました。
- 理由は、SSHを使いたかったからです。
- ディスク使用量 550.25MB / 3GB (17.91%)
blog/日記系サービス
- tDiary
- ここ。本拠地としては相変わらず(閑散としている)。
- twitter
- following 355/followers 738/listed 42
- 愛用クライアントはTweetDeck.
- Wassr
- つぶやきはクローズにしてます。#wikiチャネルにWiki関連のニュースをリンクしてます。最近、チャネルの投稿にレスがつけられるようになったのが地味に便利。第八回Wikiばな開催のきっかけもチャネルのコミュニケーションから発生してきました。
SBM/クリッピング/タギングサービス
- はてなブックマーク 「読みたい本」の整理
- ネットを巡回していて気になった本など、昨年はAmazonの書籍リストで管理してたのですが、時間が経つと「はて?この本は何がきっかけで読みたいと思ったんだっけ?」ということがたびたびあるので、読みたいと思ったきっかけとなったblogやtweetなどをはてブで「読みたい本」というタグをつけて管理することにしました。
- tumblr 最近は沈静化してます。
- evernote まだいまひとつ使いこなせてません。
書籍/論文系
- Amazon
- 本を買うことは少ないです。書誌データチェック程度かな。
- 横浜市立図書館 蔵書検索
- こちらはよく利用しています。検索する、予約する、(借りに行く)、返却延長するということをしてます。
- 論文検索
- CiNii - NII Scholarly and Academic Information Navigatorは昨年からよく使うようになった、学術論文を検索できるサイトです。しかしCiNiiのPDFは有料なことも多くて、著者が直接公開しているPDFを探すのにGoogle Scholarで検索することもあります。
Wiki
- YukiWiki
- 結城浩さんのWikiサイト。閲覧したり書き込んだり、twitterで盛り上がった話題のまとめページを作ったり、togetterとは別な方向から使います。
- qwikWeb
- コミュニケーション&プロジェクト指向のWikiとして使ってます。自分が入っているqwikWebの一覧が取れるような機能が欲しいな-。
- FSWiki
- 地味に使っています。
- toggetter
- twitterのtweetをまとめるのに特化したWiki。これはすばらしい。
Google系
- GMail ヘビーユーザ
- GMail以外、Google Buzzというサービスが昨日でてきて祭りになっていますがおそらく使わないと思います。
RSS Reader/アンテナ
- LDR 巡回の要。
- はてなアンテナ
動画系
- ニコニコ動画 閲覧たのしい。
- YouTube 閲覧たのしい。
SNS
- いまは入っていません。
チャット/メッセンジャー
- Skype 最近は常時起動してません。必要時のみ起動。
昨年との違い
mixiを退会してどうなるかと思ったら、twitterで十分でした。昨年はハッシュタグなども認知が行き渡り、イベント時などの情報共有に活用されて、リアルタイムウェブを体感できたのが楽しかったです。
2010年02月13日(Sat)
■ 独自ドメインのメールをGoogleAppsに移行しました。【追記あり:やはりやめました(追記5参照)】。
移行手順に関して参考にしたのはこちら。
ムームードメインの設定に関して参考にしたのはこちら。
- DNS:ムームー DNS のカスタム設定で Google Apps を独自ドメインで運用 | NEO-SHOCKER.COM
- Googleサービス入門: ムームードメインでGoogleAppsとさくらインターネットを利用する設定
- ERR:「 内容 」をメールサーバー名で入力してください。
- ムームードメインDNSのMXレコード設定のときにエラーがでたけど、上記の情報がビンゴ。
MXやSPFに入れるGoogleAppsの値はこちらを参照しました。
わたしの場合は、ムームードメインとさくらインターネット(スタンダート)をメールとホスティングに利用してたんだけれど、今回メールだけをGoogleAppsにしようという趣向。さくらとGooglAppsの共存設定は次のようにしました。
mx ASPMX.L.GOOGLE.COM 1 mx ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM 5 mx ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM 5 mx ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM 10 mx ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM 10 mx ASPMX4.GOOGLEMAIL.COM 10 mx ASPMX5.GOOGLEMAIL.COM 10 A www <さくらインターネットサーバのIPアドレス> cname mail ghs.google.com cname calendar ghs.google.com cname docs ghs.google.com ==txt v=spf1 ip4:<さくらインターネットサーバのIPアドレス> include:aspmx.googlemail.com ~all==
追記1
SPFの設定をしたせいか、SPAM激減!
もしかしたら、必要なメールまで不達になっているのかも?おまじない的に、SPFレコードを次のように修正しました。(これでwww.freedomcat.com上のsendmailでfreedomcat.comのメールアドレスを送信元にしたメールも通るようになるのかなー?あぁっ、DNSをよくわかっていない!)
修正前
==txt v=spf1 include:aspmx.googlemail.com ~all==
修正後
==txt v=spf1 ip4:<さくらインターネットサーバのIPアドレス> include:aspmx.googlemail.com ~all==
→追記3へ
追記2
freedomcat.comのメールをGoogleAppsに移行したので、freedomcat.comのメールアドレスをトリガーにしたさくらサーバ上のプログラムの起動ができなくなりました。
追記3 2010/02/14 3:29
なんだか一日、メールがシーンとしているなぁ、と、元のメールボックスと比較をしたら、軒並みメルマガなど購読しているものが来ていない。というわけで、しばらく、SPFは削除して様子見。
追記4 2010/02/14 14:59
GoogleAppsのメールアドレス(送信元)から、GMailのメールアドレス(配信先)にメールの送信テストをすると、かなり時間をおいて、送信元に次のエラーがかえってくる。
This is an automatically generated Delivery Status Notification THIS IS A WARNING MESSAGE ONLY. YOU DO NOT NEED TO RESEND YOUR MESSAGE. Delivery to the following recipient has been delayed: 配信先のメールアドレス Message will be retried for 2 more day(s) Technical details of temporary failure: The recipient server did not accept our requests to connect. Learn more at http://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=7720 [gmaill.com (1): Connection timed out]
追記5 2010/02/14 15:28
GoogleAppsのGMail利用をいったん停止して、さくらのMailを復活させることにする。理由は二つ。
- 追記2で書いたように、freedomcat.comのメール受信をトリガーにして、プログラムの起動ができない。
- 追記3,4で書いたように、メールの送受信が不安定なところがある。
- もしかしたらDNSの反映が遅いだけなのかもしれないけど。
2010年02月14日(Sun)
■ タグの使い方@はてなブックマーク
今日は、はてブのタグの使い方について考えた。なぜ、こんなにわたしはタグを使うのが下手なのだろう?その原因を考えているうちに、ひとつ思い当たることがあった。それは、なぜそのタグを振ったのかという基準があいまいだったり、忘れてしまうことにあるのではないか。
はてなブックマークをはじめとして、tDiaryもそうだし、Evernoteもそうなんだけれど、タグに関するメタな記述をするページがない。唯一、この手のタグを利用したサービスで成功していると思えるのは、ニコニコ動画だ。ニコニコ動画は、動画に振られたタグを、ニコニコ大百科というWikiのページ名にしている。ニコニコ大百科ではタグに関するメタな内容が記載され、ますますタグが繁栄するという好循環を生んでいる。
これではないか?
個人で各種タグを使う時に、そのタグのメタな説明などを記載した、個人のタグWikiを作ればよいのではないだろうか?
ちょっと実験してみよう、と、思うのだけれど、Wikiにするのがいいのか、それともこのtDiaryにタグを作ったときに「新しいタグを作りました」みたいなログを残していくのがいいのか、ちょっと逡巡している。*1
*1 と、思ったら、この日記に「タグ」というタグがあった!
■ KeePassをおそるおそる使い始めてみた。
パスワード管理にKeePass Password Safeを使い始めた - ただのにっき(2010-01-11)を読んで、気になっていたKeePassをWindows7に入れてみた。まだ全部のパスワードを流し込めていないのだけれど、よく使うtwitterで利用してみたところ、次のような設定とアクションでログインができることがわかった。
- KeePassの設定(エントリーの設定)
- タイトルは適当でいい。KeePassを一種のショートカットに使うので、3memo: 3-character aliases for the Web"のKeywordに該当するものを入れるといいのかもしれない。
- ユーザ名は該当サービスにログインするユーザ
- パスワードは該当サービスにログインするパスワード(もちろん、初回時には、KeePassで生成されたパスワードをサービス側に設定する必要がある。
- URLは該当サービスのログイン画面のurlを入れる。
- ログイン方法
- [Ctrl+F]KeePassでログインしたいエントリーを検索する
- [Ctrl+U]ログインするURLを開く
- [Ctrl+V]ユーザ名、パスワードを流し込む*1
- もし、ログインするURLを開いたときに、フォーカスがユーザ名になっていなかったら、ユーザ名を手で入力し、KeePassに戻ってエントリーをCtrl+Cし、またログインするURLにもどりパスワード欄にフォーカスをあわせてCtrl+Vをしてパスワードをコピーし、ログインする
- KeePass側で、フォーカスをあわせるための設定方法があるかもしれない。入力シーケンスの設定というのだと思う。
アドエスにもKeePassを入れられそうなので、この作業は後でやる。
*1 この時、入力文字が、半角になっていないと、おかしなことになる
2010年02月17日(Wed)
■ さくらインターネットのサーバから、データのバックアップをローカル(Windows)にとる
- 前提条件
- cygwinが入っていること
- cygwinにOpenSSHが入っていること
コマンド
- ダウンロード*1
ssh ユーザ名@ホスト名 "tar zcvf - ./diary"|cat > `date +%Y%m%d-%H%M`.diary.tgz
- 解凍
tar xvzf YYYYMMDD-HHMM.diary.tgz
さて、これをどう運用しますかなー。Windows側でcloneのような設定ができるといいのかなー。
*1 ログインパスワードを尋ねられる
■ cygwinにrubygemsをインストールした。
ダウンロードはここから。
最新は、rubygems-1.3.5だった。
%wget http://rubyforge.org/frs/download.php/60718/rubygems-1.3.5.tgz %tar xzvf rubygems-1.3.5 %cd rubygems-1.3.5 %ruby setup.rb RubyGems 1.3.5 installed ・=== 1.3.5 / 2009-07-21 Bug fixes: * Fix use of prerelease gems. * Gem.bin_path no longer escapes path with spaces. Bug #25935 and #26458. Deprecation Notices: * Bulk index update is no longer supported (the code currently remains, but not the tests) * Gem::manage_gems was removed in 1.3.3. * Time::today was removed in 1.3.3. ------------------------------------------------------------------------------ RubyGems installed the following executables: /usr/bin/gem
文字化けしているのは文字コードの関係かなー。(bashがsjisなせい?)
■ w3mから書き込みテスト
$w3m {tdiary}/update.rb
textareaでaを押したら、viライクなページが現れた
".w3m/w3mtmp2972-0"というテンポラリファイルができたぽい?
:wq
としたら、w3mの画面にもどった。
「投稿」
をEnterしたら、何か投稿できた!これは便利かもしれない……。
■ w3mからFSWikiのログイン
w3mのデフォルトの設定では、Cookieが有効でない。このため、w3mの設定でCookeiを有効にする必要がある。
2010年02月18日(Thu)
■ 小学生の時に出会った本。パーティーの開き方
あれは小学生の何年生の時だったろう。3年生くらいの時だったと思う。小学校でバザーがあった。バザーではよく古本が段ボールに入って売っている。一冊10円の山の中に、その本はあった。
A5変形のオールカラーの本だった。表紙は厚い紙だったけれど、かなり使用感があった。タイトルは覚えていないのだけれど、その本は、誕生日会の開き方を、招待状を作る準備から、当日の用意、そして、プレゼント交換など、いろいろなプログラムの工夫について書いた本だった。
つまり、小学生が自分で集会を開く、ノウハウや心構えについて書かれた本だった。
よく、小学生のころ、読んだ本がその後の人生に影響を与えているというエピソードがあるけれど、思い返すと、わたしにとって影響を与えた原点は、その本だったのかなぁ、と、思う。
恐竜や星の図鑑ではなく、また、手芸でもお菓子づくりでもなく、誕生日会の開催の仕方の本に心惹かれる小学生。
そういう小学生が大人になるとどうなるかというと、Wikiばなを開催するようになるんですね。
今、「IT勉強会」、「場づくり」また「サイエンスカフェ」という大人が集まり、知的な情報を交換する場が盛んに作られているけれど、小学生がオフラインで場を作る、一番てっとり早い題目は「お誕生日会」だと思うけれど、そんなノウハウを紹介している本やパターンランゲージはないかなぁ、と、思う。
■ ランディングスペース
Ustream/Twitter時代の勉強会・講演会の注意点 - Voxで知った言葉。勉強会や講演会を開催したら、ランディングスペースを作ろうという提案がすばらしいと思った。
Wikiばなでは、わたし(主催)はなるべく内容そのものについては口を挟まないように心がけている。その内容については参加者自身が気づきや発見をし、それぞれを持ち帰ってくれればいいという気持ちでいる。
ただ、その気づきや発見を、できたらシェアしてほしい。そのために開催時に、「感想をウェブにあるあなたのblogや日記に書くまでがWikiばなです」と声かけをしている。
そして、後日あがってきたそのような感想などをWikiばなのページからリンクしていっている。そのページは、イベントの記録となり、また次の開催への原動力の一つになっている。
■ vimのtwitterクライアントを入れてみた。
vimにプラグインを入れると、viを操作しながら、twitterの投稿/閲覧ができたり、メール送信ができることがわかったので、まずは、TwitVimというvimのtwitterプラグインを入れてみた。
ダウンロードおよび最新版の確認はこちら。
わたしはtwitvim-0.4.6.vbaを入れてみた。
インストールする際に参考にしたのは次のblog.
このブログに書いてある、"赤線部分の内容を追記してください。"という指示にしたがってインストールしちゃったプラグインの該当するあたりを書き換えたら、文字化けは回避することができた。
ただ、よくわからないのが、.vimrcのtwitterのuser/passを設定するところで、source .vimrcをすると次のようなエラーがあがる。でも、無視しても、通る。
.vimrc: line 15: let: twitvim_login_b64=base64string: syntax error: operand expected (error token is "=")
2010年02月22日(Mon)
■ cygwin用のコーナー設定
このサイトのFSWikiに、cygwin関連のメモコーナーを作りました。cygwin/ChangeLog
■ 『アーキテクチャの生態系』と『知の編集術』
アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか
エヌティティ出版
¥ 1,995
知の編集術 (講談社現代新書)
講談社
¥ 756
たまたま続けて読んだ本だったのだけれど、両方とも同じ補助線で読めることに驚いた。
昨年から、コンテンツ派かアーキテクチャ派かの議論が一部で盛んになっているのだけれど、『アーキテクチャの生態系』はゼロ年代のウェブ上のアーキテクチャの様相を描いた本。
そして、なぜ、アーキテクチャが重要なのかが『知の編集術』の説明でわかった。『知の編集術』ではコンテンツ、アーキテクチャという言葉は出てこないけれど、これに対応しているのは、主題と方法だと思う。松岡正剛氏は「21世紀は方法の時代」と言い切り、その「方法(アーキテクチャ)」という観点から編集について語ったのが『知の編集術』である。
また、『知の編集術』で「地と図」という概念がでてきたのだけれど、これは三中信宏氏の系統樹思考=地と、分類思考=図という感じにつながるのではないか。
これから『分類思考の世界』を読む。
2010年02月24日(Wed)
■ 仮面ライダー勉強会に何を学びに行ったのか。
仮面ライダー勉強会に行ったら、某氏に「shinoさんは何で来たんですか?」と挑発的とも思える質問をぶつけられた。痛い。 たしかにわたしは仮面ライダーどころか映像にほとんど興味がない。インターネットだって、テキスト情報だけで十分だと思っている節がある。そんなわたしがなぜ仮面ライダー勉強会に行ったのか。そして、何を学んできたのか。これはちょっと記しておこう。
まず、行った動機は「なんかみんな楽しそうだなー」というのが一番大きい。次にIT系の人が主体で、かつkdmsnrさんが今回、仮面ライダーを通して、異分野をつなげることを目標とされているのに興味があった。
そこで学んだこと。
- 具体的コンテンツがあれば、異分野の集約ができる。
- IT系勉強会ではめったに登場しない評論家という立場の人が基調講演をした。
- またコンテンツの中の人が登場した。(LTで発表された助監督だった、の黒須勇輝氏)
- コアなファンが登場
- 結果:これらの人物によってイベントに濃さが出た。
- 結論:イベントのテーマ設定重要
- 異分野を集約したときにアーキテクチャな観点からの話がでる。
- これは主催者が意図してそういう観点を仕込んでたと思う。成功ですね。
- 具体的には基調講演の宇野氏、LTのkdmsnrさん、いとさぽさんあたりのお話。
- IT系の人の発表と非IT系の人の発表のアーキテクチャの違いを観察できた。
- 最近、「IT系の人の発表スキルが異様に高い」という議論がでてきている。
- その実例をみたかった。→見ることができた。
- 非IT系の人の発表もLTで並列的にみることによって、その差異を体感できた。
- どちらが良い、悪いという話ではない観点から、これについてはまた別途項目を立てて書く。
- IT系イベントの段取りを他の人がやっているのをみたかった
- kdmsnrさん、おつかれさま。主催をしてみた感想をblogに書かれているのがすばらしい。
以上は、イベントを開催するという視点での学びでした。
以下は、内容そのものに対する学びというか、感想です。
- 宇野氏の講演は、仮面ライダーの系統樹を示していて、初回としてよかった。
- 仮面ライダーの評価が、LTなどをみていると、「ここがかっこいい」「何が一番強い」という観点が多かった。男の子の視点だな、と、思った。
- 今回は徹底的に主役である仮面ライダーに焦点を絞っていた。
- 仮面ライダーの属性として「異形]「正義」「戦い」 「変身」あたりがキーワードになっていた。
- 「異形」
- 石ノ森章太郎が原作で示した「仮面ライダー」の根本的な世界観。
- 原作の石ノ森正太郎の「異形」の設定が明確だったのが、最近では異形という要素が薄くなっているような感じがした。ここをもう少しつっこんで聞いてみたい気がした。(なので、わたしは質問で、作中に出てくるもうひとつの「異形」の存在である「昭和のショッカーが今はどうなっているのですか?」という質問をした)。
- 宇野氏によれば、仮面ライダーの能力は、阻害されたり、差別されたり、する人間のそういう部分が超能力として発露している。
- kdmsnrさんのLTで紹介されてた「泣いた赤鬼」の例から「異形」のものが人間界に迎え入れられるには同じ異形のものの犠牲が必要。(すると、ショッカーは必要悪というか、仮面ライダーの犠牲なんですよね)
- 「正義」
- 指摘されていた問題点。なにが正義かぼやけている。
- 正義は人間の欲望ではないかというアイロニーを含んでいる。時代の焦燥の表出。
- これは、「人間」を「ヒーロー」とする作品では仕方ないのかもしれない。その点において、「仮面ライダー」は宗教ではなく、エンターテイメントに徹しているのだろう。
- {{isbn 490133042X}}が気になる
- 「戦い」
- 「戦い方」そのものについてはあまり整理されていず、LTでキックの仕方の分析がでてきていたのがおもしろかった。
- 宇野氏の講演では、「なぜ闘うのか?」という観点からゼロ年代の各シリーズの戦いに関する整理の断片が垣間見れた。
- 「変身」
- 宇野氏の基調講演では「変身」の変遷はかなり具体的に語られ、評論の立場から解釈が入っていた。
- 「異形」
で、上記の中でもっと掘り下げてほしいなー、と、思ったのは「異形」の部分で、ショッカーなどの敵もやはり「異形」なんですよね。仮面ライダー側ではなく、ショッカーなどの敵側の「異形」の変遷や分析がもう少しほしかったな。 「戦う」にしても「正義」にしても、やはり、どこか「敵」と相対的に成り立つ部分があって、そうすることによって、相対的に仮面ライダーについて見える部分もでてくるのではないかと思いました。
それと、素朴におもったことなんだけれど、「リアリズムの欠如」について。これははからずもLTに登壇された元助監督の方が「爆発シーンは一回だけ駐車場で実験してこれは素直にすごいと思いましたね。本編は全部エフェクトでしたが」というコメントをされていて、じつはこういう風にCGやらコンピュータグラフィカルな処理をかけてしまうところで「リアリズムの欠如」が発生しているのでは?と思いました。
一方で、LTでアクション俳優さんのすごさを語っていましたが、仮面をつけるまえの役者さんが変身時に歩幅を適当に進めるのを、よく観察して忠実にその歩幅を守ったり、アクションを真似て、論理仮面ライダーと物理仮面ライダーをシームレスにつなぎあわせる努力と技術を持っているというのが、仮面ライダーの強烈な「リアリズム」に該当する部分かな、とも。
で、最後に素朴な感想なんだけれど、みんな本当にヒーロー「仮面ライダー」が好きなのかな?「かっこいい主人公」が好きなのかな?昭和のころの話ですが、わたしの周りの女子の間では、「仮面ライダーといえばショッカーだよね!」派が多かったような気がするのだけれど……。
■ メモ:アマゾンへのリンクの張り方
いっつも忘れるので、書いとく。
書影付はisbn_detailで、文中に貼るのはisbnかな。
(tDiary 2.2以降)指定したISBNの書籍情報を、書影付きで詳しく表示。表示されるのは、タイトル、著者、出版社、価格。
- 書式
{{isbn_detail 4774138975}}
- 表示
パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
技術評論社
¥ 2,394
amazonにアクセスしない簡易バージョン。
- 書式
{{isbn 4774138975}}
- 表示
■ 図書館で本をたくさん借りてきた。
先に借りて返却した『知の情報術』によれば、目次読書法として、まず、本を読むときはいきなりぱらぱら流し読まず、しっかりと目次を読んで、本の構成を頭にいれ、おおまかな流れをつかむと良いというような説明があった(p.206)。
今回借りてきた本+延長している本を、限られた時間(返却期限+自分が実際に本を読む時間)のなかで読みこなすには、目次を読むのが手っ取り早いと読んでみた!
出版年代順に並べます。わたしの中では借りた本にはある程度テーマ設定してあって、人間の知性拡大(仮)の方向としてのコンピュータの在り方について語られた本たちだと思ってます。
Amazon.co.jp: 教室にマイコンをもちこむ前に (1985年): 三宅 なほみ: 本
- 出版年 1985
- コメント
- 編者の三宅なほみ先生は昨年のWikimedia Conference Japan 2009(2009-11-22)で、「集合知と個人の知」という発表をされ、その中で、個人の知を深めるためにコンピュータ(Wiki)をどう利用するとよいかという提案をされていた。
- この本の著者
- 三宅なほみ/デニス・ニューマン(Denis Newman)/土井孝司/波多野誼余夫/佐伯胖/本田茂親/戸塚滝登/坂元昂/野島久雄
- 目次から
- なぜコンピュータを問題にするのか(道具としてのコンピュータ)
- 「現実的」構成主義と「ロマンチックな」構成主義
- 教育でシンボル・システムをどう使うか
- LOGO
- LOGOはシーモア・パパートによって広げられた、教師の介入なしに子供達が数学を学ぶプログラミング言語(p.30)
- 学びの主体
- 出版年 1997
- 西垣通氏が編集したパソコンを作った人々の論文集
- 目次から
- われわれが思考するごとく ヴァネヴァー・ブッシュ
- コンピュータと知能 A.M.チューリング
- ヒトとコンピュータの共生 J.C.R.リンクライダー
- ヒトの知能を補強増大させるための概念フレームワーク ダグラス・C・エンゲルバート
- インタラクティブ・システムとバーチャリティ設計 テッド・ネルソン
- 協調活動の設計における言語/行為パースペクティブ テリー・ウィノグラード
- サイバースペースの陥穽 フィリップ・ケオー
- 出版年 1997
- この本はスタッフワークというキーワードで探した。
- 映画製作の現場のスタッフワークを抽出してあり、「集団作業の創作の秘密」(p.3)について語られているらしい。
新 思考のための道具 知性を拡張するためのテクノロジー ― その歴史と未来
パーソナルメディア
¥ 2,100
- 出版年 2006(元の思考のための道具―異端の天才たちはコンピュータに何を求めたか?(ハワード ラインゴールド/栗田 昭平/Howard Rheingold/青木 真美)は1987)
- コメント
- 1987年ごろのエンゲルバート、ケイ、テイラーらへのインタビュー。1999年に再訪し、再度インタビューし新版のあとがきに、1987年から1999年の10年間、実際にどう変わっていったかを綴ってあるらしい。
- 目次から
- コンピュータ革命はこれからだ
- 世界初のプログラマーは伯爵夫人だった
- 最初のハッカーとその仮想マシン
- ジョニーは爆弾を作り、頭脳も作る
- かつての天才たちの高射砲
- 情報の中にあるものは何か
- ともに考える機械
- ソフトウェア史の証人--プロジェクトMACのマスコットボーイ
- 長距離考者の孤独
- ARPAネットの卒業生たち
- ファンタジー増幅装置の誕生
- ブレンダと未来部隊
- 知識工学者と認識論的企業家
- 桃源郷(ザナドウゥー)とネットワーク文化とその向こうにあるもの
- 解説 坂村健
- 付録 関連年表
- 系統樹思考の世界 (講談社現代新書)(三中 信宏)の続編
- 目次を読んでるだけでゾクゾクした!
- 目次から気になったキーワード
- 問われない分類の存在論をあえて問う
- リヴァイアサン 超個体としての群はあるか
- メタファーと類似性の関連
- 進化するものが種
- 生命樹の断片として知る
- はじめに、から
- 「デジタルのコミュニケーション技術は、新しい社会を創造する本当の社会基盤としての役割を果たす。」
- 目次から
- テレビとメディア
- 携帯
- 光ファイバー
- インターネット(地球社会)
- グローバル・ガバナンス(ルール作り・断片化との戦い)
- 未来へ
その他の情報
今日借りてきた本を借りるきっかけになった情報ははてなブックマーク - freedomcat - 20100224にあります。(しかし、ブックマークだけみても文脈がみえないなー。タグの振り方がまだ甘いんだろうな)
■ 仮想OS
cygwinに苦戦してたら、こういうものをtwitterで教えてもらった。
仮想……。
追記2010/02/25 1:08
Windows Virtual PCはインストールしたけれど、わたしの環境では「ハードウェア対応仮想化がサポートされてないため、Windows Virtual PCを起動できません。」って言われて起動できなかった。
2010年02月25日(Thu)
■ Windows7(32bit)にVMWare+Ubuntuを入れて、vimでウェブを編集する環境を手にいれた。
わたしがもっとも楽に文章を打てるエディタは、viだ。これはテキストエディタとコマンドプロンプトがひとつの画面でシンプルに使えるテキストエディタだ。エディタ上でコマンドが打てるというのは実に便利で、たとえばプログラムを書きながらそのまま「:make」とか打つと、コンパイルできたりする。また、現在の日付(date)やディレクトリ表示(ls)の結果をするっと文章に貼り付けたりできる。(そんなことができてうれしいのはプログラマくらいだと思うが)。
vi(またはvim)の操作感を言葉にするのは難しい。Windowsのいわゆる普通のテキストエディタだと、言葉とコンピュータは切り離されている感じがする。けれど、vi(またはvim)で記述をするとき、言葉はそのままコマンドとなり実行される動的な躍動感を持つように感じる。
viはUnix版が元祖らしく、LinuxやWindowsにインストールできるクローン版はvimという。わが家では、「vimはviではない」というvi原理主義者がいるので、家庭内宗教戦争を避けるために、viとvimという言葉は使い分けている。
で、そんなに好きなエディタなのに、会社の仕事をやめてから(=Unixを使わなくなってから)長いこと使ってなかったのは、Windowsで使えるviクローンが、わたしが初めて使った当時(もう7年以上前)、Unixのviに比べてぜんぜん使えなかったからだ。
パソコンを使う時に、エディタは重要だ。ものを考える時に、エディタは重要だ。エディタはメディアだ。 パソコンに向き合うということは、エディタに向き合うということだ、という名言を昔みたような気もするが、どこでだっただろうか。
閑話休題。
ずいぶん前、2004年の日付があるので、もう6年もまえに、YukiWikiにこんなページを作ったのを思い出した。textarea -。ブラウザの編集エリア(textarea)から、好きなエディタを起動できたらいいだろうなぁ、と、思って作った。
で、w3mの情報も掲載されてたのに、ぜんぜんそれの本質的な使い方がわからなくて、ながーいこと、あまりにも長いこと、放置していた。
わたしはずいぶんと長いこと、「もっとも使うエディタは、IEやFireFoxなどに表示されるデフォルトのtextarea」という貧弱なテキストエディタ環境に甘んじていた。
そして、一昨年だったか、何かのミーティングの時に、Emacs+Wiki使いの人が、華麗にEmacsからWikiにテキストを保存しているのをみて、驚愕したのだった。
「それ、わたしもやってみたい!」。
Emacsは操作がviとはかなり違う。viは素のシェル上に乗ってるのに対して、EmacsはEmacsというシェル(世界)の上で動作しているのだ(って理解であってるのかなー?)。何度か、WindowsにインストールできるEmacsクローンを試してみたのだけれど、ぜんぜんダメだった。わたしにはviが染みついている……。
で、先月末に、ちょっと試したいことがあって、cygwinを自分のマシンにインストールした。cygwinはWindows上に乗っける疑似シェル環境(仮想OSではない)で、テキストエディタのvimがあることに気づいて、ふとさわりはじめた。
vimとパイプがあるんだったら、tDiaryの更新をvimからできるんじゃないか?最初は、vimからテキストをファイルにして、それをメール送信するようなスクリプトにパイプでぶち込んで、メール経由でtDiaryを更新しようか、と、考えた。
だけど、ぜんぜん、vimからメールするというのが難しい。で、ハッと、2004年に見た情報を思い出すわけです。w3m!いや、いきなり思い出したというよりも、改めてWebにテキストエディタからデータをpostするのってどうすればいいんかなー、と、Emacsの実装を探して参考にしようかと思ったら、どっかのサイトに「Emacsのブラウザはw3mを内包している」というようなことを書いてあるのを見かけて。で、w3mを調べたら、「viライク(viのようなキーバインド)のテキストブラウザ」というようなことを見つけて。さらにw3mからtextareaは設定したエディタを呼び出しているというのが、よーやっと理解できて。
あーっ、これか!
と。この発見の喜び、わかりますか?
w3mで、textareaのあるページ(例えば http://example.com)を見ます。コマンドはこう打ち込む。
$w3m http://example.com/
わたしはGOTO_LINEに「:」を設定しているんだけれど、viのように「:textareaの行番号」と打つと、textareaにジャンプします。例えば、textareaが表示された画面の24行目だったら、次のように打つ。
:24
そして、w3mは編集エリアで「a」と打つと、編集できるのです。
a
textareaの場合は、関連づけられたエディタが起動します。
すばらしい……。(感動している)。
で、ブラウザがこんな軽快なものなのならば、メーラーだってそういうものがあるはずだ!と思って調べたら、どうやら、muttというメーラーがviライクな操作で、かつ、メールの編集エディタは好きに関連づけたエディタで編集できるということがわかりました。
が、このmuttがねー。cygwinでは動かないんだわ。いや、動くことは動くんだけれど、ちょっとキーを触って操作すると、画面がどんどん表示崩れをおこしてしまう。しばらくがんばったのですが、結局、昨日、画面の表示崩れはなおらないわ、ssmtpの設定がうまくできないわ、で、心がくじけました。
その代わりに、twitterでkdmsnrさんに教えてもらったVMWare Player(VMWareの無料のもの)とUbuntu(Linux OS)を入れたらすごかった。
ああ、さくさくとインストールできて、vimもw3mもmuttも、動く!
VMWareインストールして、UbuntuのVMWare用の何かを解凍して、VMWare立ち上げたら、デフォルトでvimとw3m入っているし、muttのインストールも簡単!(cygwinのあの格闘はなんだったの?!)
$sudo apt-get install mutt
ついでに
$sudo apt-get install sendmail
のたった2ステップで動く。
で、$HOME/.muttrcを設定したら、GMailをIMAPして送受信できる!
すばらしいなぁ。
という感動のお話でした。
■ kw.rbのURLエンコーディングがなんだかおかしい?
kw.rbを利用して、tDiaryからFSWiki(euc-jp)にInterWikiNameを貼る設定をしてるんだけれど、utf-8にエンコードされてしまう。
どうすれば、URLをeuc-jpにエンコードができるんだろう。おかしいなー。
- tDiaryのキーワードの設定(リンクリストの指定)
nil http://www.freedomcat.com/wiki.cgi?page=$1 euc-jp
- 日記本文に書いた文字
[[勉強会/20100222仮面ライダー勉強会]]
勉強会/20100222仮面ライダー勉強会 ←URLエンコードがおかしくて、正しいページにジャンプできない。
ただしくはこちら。
2010年02月26日(Fri)
■ FSWikiの添付ファイル(テキスト)の張り方
設定ファイルなどをバックアップするのにFSWikiに置いておく場合、次のようにする。*1
- 編集画面でファイルを添付する(your_text_file)
- 保存したら、もう一度、編集画面を開く
- 次の行を貼り付ける
{{ref your_text_file}} {{ref_text youre_text_file}}
*1 ただし、パスワードなどを直接書いてあるファイルは添付時にパスワードをyour_passwordなどと書き換える
■ muttで、GMail
muttで、GMailにIMAPログインして、メールを閲覧する各種操作の簡単な覚え書き。参考:mutt/help
スターをつける/外す
F
で、スターをつけたり外したりできる。muttではメール一覧の先頭側で「!」と表示される。
アーカイブする/やっぱりやめる
d
で、mutt側では「メールを削除」とあるけれど、じつはこれ、GMailでのメールのアーカイブに該当する。メール一覧の先頭側に「D」と表示される。mutt終了時に、アーカイブはコミットされる。それまでは、メール一覧に「D」と表示され続けるが、メールの選択や表示ができなくなる。もし、やっぱり見たいというときは次の操作をする。
インデックス番号(メールの先頭に付いている番号) u
で、Dされたメールを選択でき、メールのアーカイブ(削除)をやっぱりやめる、ということができる。
ラベルの移動
GMailのラベルは、muttではフォルダに位置づけられている。
c ?
で、ラベルの一覧を取得して、移動先を決めることができる。