2017年07月26日(Wed)
■ 平井堅のノンフィクションがただただすごかった。
先週の土曜日、12年ぶりに会う友達と、ライブへ行ってきました。ラジオ局主催のライブは名だたるミュージシャンが1時間ずつ6組も。長丁場の豪華なライブでした。
その中でも、ノーマークだったのに、帰り道、二人して「すごかった…。すごかったね(・Д・)」となったミュージシャンが平井堅。
イケメンじゃないですか。
ファルセットで、ソプラノボイスじゃないですか。
それだけで、泥臭く渋い民族音楽系Jazz好き〜としては、メジャー路線警戒アンテナが立ってしまい、今までノーマークだった平井堅。
その常識がもう、覆されました。良い意味で撃沈。
行く直前に、「すこし予習しなくちゃね〜」と鼻歌まじりに検索した「平井堅」。
今、その検索トップには今年出された新曲の「ノンフィクション」という曲が出てきます。
このPVを観て、まずポカーン。ひ、ひ、平井堅が暗黒舞踏とコラボレーション?!
暗黒舞踏は、全身白塗りの田んぼ踊りのような不思議日本舞踏で、日本よりも海外で評価されているかもしれません。
ここでまず常識が覆され、次に歌詞。他人との比較、高慢に陥りやすい罠、人間のネガテイブに陥りやすいポイントをど真ん中で突きつつも、「そんな惨めなあなたでも、ただただあなたに会いたい」というメッセージ。
せつない。わかる。今は、人に会いたいゲージが下降気味だけれど、わかる。
呆然と途方に暮れてても良いよ、生きてて。
なんという励ましでしょう。検索したところによれば、テレビのエンディングソングとして作ったけれど、それよりも、作った時にお友達が自らの意思でこの世から旅立ってしまったことに対する、平井堅さんの赤裸々な想いを綴られた歌のようです。
そして。ライブ会場の横浜アリーナは正直、音響があまり良くなくて、若手は歌詞が聞きとりにくかったのです(ひたすら音響のせいだと思う)。
しかし、平井堅はギリギリまでチューニングして、目一杯、コトバを聞き取りやすくしたチューニング、頑張られたのでしょう。一言、一言の歌詞が聞き取れる!
また、心温まる地声MCからの、0.1秒後いきなりのファルセット。
すごい、この人、むちゃくちゃボイトレしてる!プロすぎる!
感動の上に感動し、もう一個おまけに感動が上乗せです。ああ、なんと平凡な言葉…。
帰り道は、友達と「なんてものを観てしまったの、わたしたち…(・Д・)」という状態になりました。
平井堅さんのノンフィクションがただただ素晴らしかったことをお伝えしたく、日記に記しておくことにしました。
読んでくれてありがとうございます。またね。