2011年08月04日(Thu)
■ ワーシップと賛美歌
最近のワーシップブームについて、わたしはちょっと批判的なところがあるんだけれど、ワーシップも良いんだけれど、従来ある、賛美歌もきちんと扱って欲しい。なぜなら、理由は大きく2つ。
賛美歌はローカルなものもあるけれど、比較的、世界でもメロディが共通のものが多いから。もし、外国に行って礼拝するときに、その国の歌詞がわからなかったとしても、母語で一緒に歌える。(もし自分が外国に行ったらってケースもあるし、外国の方が自分のローカルな教会にいらしたらってケース、両方想定される)。
もうひとつは現時点で、ひとつの共同体のなかで、礼拝するときに祖母、母、子と三世代で一緒に歌える歌だから。世代を超えられる共通のプロトコルとして賛美歌が存在するのは大切。(と、言っても、わたしは祖母も実母もノンクリスチャンだけどね)。
少し前のことだけど、ワーシップで育ってきた若い子が、「大人になったら途端にワーシップがなくなって、賛美歌になってしまって、ぜんぜん違う文化に来てしまったみたいで、馴染めない」って嘆いていたのは、かなり深刻な状況だと思っている。
聖書(聖典)と違って、音楽は時代によってメロディも歌詞も徐々に変わってくるものだけれど、それにしても、ちょっと最近のワーシップブームは、動きが急すぎる気がする。ひとつのこども向け集会があった時に、ワーシップメインだとしても、何曲かは賛美歌も入れる形式にしてほしいなぁ…。