2014年04月13日(Sun)
■ きょうだいげんか。
こどもたちの様子を見ていると、あー、いろいろ溜まってきてるなぁ、そろそろ爆発するなぁって、予感がむくむく湧いてきて、だいたいその通りになりますね。
今日は大爆発が起こりました。
まずは謝ろうとしない下の子を捕らえて、抱きしめて、ごめんなさい言える?そっか、言えないかぁ。ものすごいへの字口に、頑なになってるのをなでて、尋ねる。ごめんなさい言えないのはしんどいなぁ。上の子にごめんなさいは言えない?どうしても?ふむふむ。それなら神様にごめんなさいは言える?と、言ったら、ふっと力が緩んで、ごめんなさいを言葉にできるとこまでいって。
次に許せない!と、怒りに震える上の子を追っかけて、捕まえて、ともかく、何が不満なのか、徹底的に洗いざらい吐かせる。いい子ちゃんにしがちなので、まあ、出てくること、出てくること。ものすごい溜め込んでました。
途中でちょっと意図的に「お母さんは許せる?」と聞いたら、「許せる」というのを挟んで。
で、「これで全部」と、本人が言うところまで終わっても、「じゃあ、下の子、許せる?」と聞いても、「許せない!」と言う。ふむー。
怒りと許しって、ほんと、根深いテーマです。大人だって、怒りを手放して他人を許すの難しいのだから、こどもにそれを真正面から迫っても、こじらすだけかもしれないですね。
と、いうことで、方向転換。自分の話をしました。
お母さんもね、こどものころ、ものすごーくおじさん(わたしの弟)と喧嘩して、許せない!って怒って怒ってたの。でもね、そんなお母さんの怒りがイエスさまを十字架に送ったんだなぁって、ある時、わかって、自分ではごめんなさいって言えないし、許せる気がしないけれど、イエスさまがそんなお母さんのために十字架にかかってお母さんを許して下さったのならそれを信じようって思ったの。そうしたら、今は、あなたたちにたくさん、たくさん、おじさんはプレゼントをくれて可愛がってくれるようになったよねぇ。お母さんも今はおじさんとうまくいってるでしょう。お母さんのこどもの頃には考えられないことよ。
それだけ言って、「さっき、◯◯ちゃんはお母さんは許せるって言ったよね。どうして?」と尋ねたら「お母さんは話を聞いてくれるから」と返事されました。
下の子は、自分がごめんなさいを言えたことに満足してしまった様子だったので、それはあかんと、「いい?女の子は甘いものを食べると気持ちが落ち着くの。だから、ごめんなさいって思うのだったら、今、お金渡すから、あなたはお店へ行っておやつに甘いお菓子を買ってらっしゃい」と送り出し、甘いお菓子を買ってこさせました。
そして、家族で、お菓子を分け合って食べました。上の子も下の子も。言葉ではごめんなさい、いいよ、は、出来てないけど、まあ、良いでしょう。
人間って難しいけど、おもしろいなぁ、と、思うのでした。