2014年01月28日(Tue)
■ 小林カツ代先生、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
料理家、小林カツ代先生のご訃報が入ってきました。1月23日、家族の方に看取られて昇天されたそうです。
悲しいです。
わたしはいまだ料理があまり得意ではありませんが、主婦になり10年、雑誌や本で料理を学んだ時、一番、役に立ったのが、小林カツ代さんのエッセイだと思います。
日本の家庭料理、揚げ物や和え物の何も作り方を知らないわたしには、カツ代さんのエッセイでの、ちょっとしたアドバイスがレシピ以上に役立つものでした。
台所に揃える道具。実家から離れる時にのれんわけもしてもらいましたが、それから、カツ代さんの本でさらに学んで揃えました。包丁、菜箸、皮剥き、ザルなど。今でこそ100円ショップでも揃う定番品ばかりですが、それらのサイズや数、まず何を揃えればいいのかとても役立ちました。
また、料理をするって気構えすぎず、ざっくり切った野菜や肉を、ちゃちゃっと火を入れて、タラーっと調味料を和えるだけで、ホッとできる一品になるんだから、疲れた時こそ、作ってみようとも励まされました。
カツ代さんのレシピでは、肉じゃが。よく作るので見ないでもいいのですが、時折、レシピを見直して、ポイントを読み返すと、「よし、美味しく作れるぞ」と不思議と励まされるのです。
これからも、ボロボロになったカツ代さんのレシピ、幾度となく読み返しつつ台所に立つのだと思います。
カツ代さん、ありがとうございました。カツ代さんのレシピよ、これからもよろしくお願いします。
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