2010年02月22日(Mon)
■ cygwin用のコーナー設定
このサイトのFSWikiに、cygwin関連のメモコーナーを作りました。cygwin/ChangeLog
■ 『アーキテクチャの生態系』と『知の編集術』
アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか
エヌティティ出版
¥ 1,995
知の編集術 (講談社現代新書)
講談社
¥ 756
たまたま続けて読んだ本だったのだけれど、両方とも同じ補助線で読めることに驚いた。
昨年から、コンテンツ派かアーキテクチャ派かの議論が一部で盛んになっているのだけれど、『アーキテクチャの生態系』はゼロ年代のウェブ上のアーキテクチャの様相を描いた本。
そして、なぜ、アーキテクチャが重要なのかが『知の編集術』の説明でわかった。『知の編集術』ではコンテンツ、アーキテクチャという言葉は出てこないけれど、これに対応しているのは、主題と方法だと思う。松岡正剛氏は「21世紀は方法の時代」と言い切り、その「方法(アーキテクチャ)」という観点から編集について語ったのが『知の編集術』である。
また、『知の編集術』で「地と図」という概念がでてきたのだけれど、これは三中信宏氏の系統樹思考=地と、分類思考=図という感じにつながるのではないか。
これから『分類思考の世界』を読む。