2015年02月21日(Sat)
■ 静まりのための時間。修道院に一泊してきました。
わたしはプロテスタントのクリスチャンなので、滅多にない経験なのですが、修道院(カトリックの施設)に一泊できるプロテスタント系のセミナーがあったので参加してきました。
セミナー内容は聖書を読んで、しばらく各自その内容を受け止めてメモなどを記し、そのメモを静かに二回読むという分かち合いでしたが、同時にそれは人の話を聞くという訓練でもありました。遮らない、突っ込まない、質問をしないで人の話を聞くことってなかなか難しいものですね。
修道院の外庭には、渦を巻いた迷路があって、そこを外から内に向かってそしてまた内から外に向かって歩くことで、歩きながら祈り、黙想、観想することができます。中心は円ではなく四つ葉のクローバーのような形になっていましたが、これは四福音書をあらわすのでは…などと思いました。
また、修道院はマリア像にあふれているかと思ったら、むしろ、十字架にあふれていました。基本的に装飾は質素かつ簡素で、清潔で、明るい空間でした。何より自分の家庭の細々した雑事一切から切り離された空間に寝泊まりでき、聖書を読んで黙想し分かち合いできるのは、恵まれた感謝な時間でした。