2011年10月20日(Thu)
■ 『霧のむこうのふしぎな町』 8 おみやげ
ようやく最終章。この本は、ジブリアニメの『千と千尋の神隠し』の原作でもあり、物語の随所で、「映画のあの場面はここが原典かな?」と思う箇所を考えながら読み進めるのもとてもおもしろいです。(この物語とアニメはずいぶんと異なる感じですので、余計、そうした隠された原作の鉱脈を見つけるとたのしくなるのです)。最終章にも、そうした"隠されたメダル"を発見。
この本は読み聞かせするのに一章がちょうど良いボリュームで、著者の処女作とは思えないくらいよく出来ていると感心もしました。この著者はのちにNHKの人形劇『ばけるの小学校ひゅーどろ組』の脚本も担当されているようですが、ちょうど良いあんばいの章立てに「さすがプロの仕事だなぁ」とも思いました。
明日からは別の物語に移動しますが、またこの物語にもいつか会いたいな。