2011年10月17日(Mon)
■ 有元葉子『暮らしを変えたい!-衣食住50のヒント-』
暮らしを変えたい! ―衣食住50のヒント― (集英社be文庫)
集英社
¥ 740
好きな料理家さんは二人。そのうちの一人が有元葉子さんで、いま、何度目かの有元葉子ブームがわたしのなかにふきあれてます。
『暮らしを変えたい!-衣食住50のヒント-』は読者への提案というよりも、有元さんのすばらしい暮らしぶりの一端を垣間見させてくれるエッセイ集で、食のほか、住居のこと、掃除のこと、おしゃれのこと、買い物のこと、者の選び方、旅行の仕方などなどがたくさん書かれています。
おそらく有元さんはいくつかの基礎となるパターンを把握したら、その上で素材や料理をヴァリエーションをつけて工夫されるのが得意なようで、そして、読者にも基礎となるパターンの部分を、惜しげ無く教えてくれます。たくさんのパターンがありましたが、この本を真似したいと思ったのは次の3点。
- 1.冷蔵庫の一段は調理台として常に空けておく。そうすることで調理中にボールごと冷やす、皿ごと冷やすなど、「冷やす」料理の幅が増える。
- 2.だし汁のストックを作る。
- 3.豆類を煮て冷凍ストックを作る。
あと、この本をとおして、有元さんが投げかけているメッセージでは、つぎのとおり。
たとえ失敗しても、1回の失敗なんかでめげないで続けてみることも大切です。
[『暮らしを変えたい!』p.180より引用]
全部が全部、真似できるヒントばかりではなかったのだけれど、(たとえばイタリアや信州に別宅を持つとか)、気持ち良く、たのしく暮らすための、この本はモノへの向き合い方が書かれた本でした。
■ 『霧のむこうのふしぎな町』 5
家事をしたり、働く女性の話が、わたしは好きで、今日読んだ箇所は、主人公リナが不思議な骨董店に働きにゆくシーン。そこへ、アラビア風のおきさきさまが、王子がツボだか皿だかに変えられて、その変身の魔法を今日中に解かないと一生、その魔法にかかったままになる!という危機的な場面でした。
すこし続けて毎晩音読をしているのと、繰り返して読んでいるので、だいぶ、音読の呼吸は楽になってきたかも、です。