2011年09月17日(Sat)
■ 『標準デジカメ撮影講座』を読んだ。
2003年初版発行で、わたしの手元にあるのは2004年の増刷分だったから、おそらく、2004年ごろに購入して、そのまま積ん読していた本です。もう発刊してから7-8年は経つのだけれど、内容はjpgなどのファイル形式、画素数については最低限におさめられ、メインは写真撮影時の光加減の調整の仕方、背景の作り込み方で、今読んでもいろいろと役に立つことが多いので、よし。
2003年~2004年ごろというと、当時、オンライン上のオークションサイトが一般に普及し始める頃で、個人が手元にある商品をいかに魅力的に撮影するかが、意識され始めたのではないかと思う。この本では、風景よりも、静物(小物やネイルアート、洋服、食べ物)をどういう光加減で撮影すると上手に撮れるかが丁寧に書かれていた。
著者の一番の主張は、「よい写真を撮る決め手は、デジカメの性能ではなくて、光加減」というのが印象的だった。静物の光加減は、結構、本格的な道具が必要そうなので、わたしのようなスナップ写真撮りには、「できる範囲で参考にする」というスタンスがいいのかもしれない。でもこの本に書かれていた小さなtipsを意識するだけでも少しはよい写真が撮れそうな気がする(?)。
光加減に関してはこの本でokだと思う。あとは、美術系の構図の本と、利用しているデジカメ自体の取説の3冊あれば、デジカメ入門者にはちょうどいいかもしれない。あ、動物やこどもなど、動くものの撮影はまた別の世界かもなぁ。