2010年09月03日(Fri)
■ まぁ、怠惰に行きましょう。
某会議が次回で終わり宣言を出したのを聞いて、んじゃあ、わたしがやってるアッチはどうすっかなーということは、まったく考えず、その某会議でとあるWikiのディケイド話を講演で聞いて、あらかじめ出ていた答えを思い出したりしたのであった。
「怠惰に行け」。
そーなんだよなー。その講演をしていた人に限らず、わたしが見てきたWikiの尊敬する開発者たちって、基本、「怠惰」。これは悪い意味ではなく。
あと、今は見えなくなっているけれど、「そこに在るということ自体が安心なので、在ってください」(要旨)というようなことを言われたりしてて、特に急いてざっくり消したり、終わらせる理由はないので、まぁ、アッチは、現状キープかなぁ。
追記。
まったく揺れなかったというと、そんなことはない。ここのところ、じつは進退問題で個人的にすごい悩んでた。ただ、わたしのWikiをめぐる冒険は、まだ終わってない。ただ、それだけ。だから、わたしは、続けます。(表だったイベントがないとしてもね)。
■ オープンソースをめぐる本
twitterのTLでいくつかのオープンソースをめぐる本を紹介されてたので、自分が知っているのをあわせて、本の出版年月日順にメモ(邦訳のみ)。たぶん、もっといろいろあると思う。
- 1999 伽藍とバザール―オープンソース・ソフトLinuxマニフェスト(エリック・スティーブン レイモンド/Eric Steven Raymond/山形 浩生)
- 2001 オープンソースプロジェクトの管理と運営(ジャン サンドレッド/Jan Sandred/でびあんぐる)
- 2003 フューチャー・オブ・ワーク (Harvard business school press)(トマス・W. マローン/高橋 則明) 著者はMITのコーディネーション・サイエンス・センター所長。
- 2005 オープンソース成熟モデル―オープンソースソフトウェアとプロジェクトの実践的評価(Bernard Golden/武藤 健志/トップスタジオ)
- 2007 オープンソースの成功―政治学者が分析するコミュニティの可能性(スティーブン ウェバー/Steven Weber/山形 浩生/守岡 桜) 著者はカリフォルニア大学の政治学者。
- 2009 オープンソースソフトウェアの育て方(Karl Fogel/高木 正弘/高岡 芳成) 著者は Subversion、CVSの開発の中心人物。