2009年08月27日(Thu)
■ リアルコミュニティはオンラインコラボレーションにわずかな問題しか抱えてないか?
何らかの物理的な(リアルでの)交流の要素があるグループは、コミュニティの基本構造が既に整っているので、一般的にオンラインコラボレーションの問題はわずかしか抱えていません。
[Wiki設立趣意書 - Wiki Patternsより引用]
うーん。これはわたしの経験から言うと、違うと思うな。リアルでの交流要素のあるグループというのを何にするかというのだけれど。
たとえばオンラインが母体となって、オフ会などを開くグループは確かに、オンラインコラボレーションを加速させる部分がある。そういう意味ではこのテキストはあたっている。
また全国規模で開催するようなプロジェクトで、主催者が誰であるかがはっきりしていて、プロジェクトの趣意がはっきりしていて、どうオンラインを使うかというのもはっきりしていれば、うまくいく。
けれど、リアルコミュニティが整っている母体(学校とか教会とか)は、オンライン上で公式"コミュニティ"を作ることを回避する傾向がある。つまり日常を送る部分にそんなにはオンラインは必要とはしない。
また、リアルコミュニティを作るのにMLを利用すると嫌がられることがある(サークルとか)。または持続が難しい。
リアルコミュニティでは、せいぜい、ポスター、DM、通知程度にオンライン利用を押さえて、オンライン上でコミュニティを作ろう、コラボレーションをしようというのは回避するのが良いみたい。