2008年01月27日(Sun)
■ Amazon.co.jp: 宮沢賢治の青春―“ただ一人の友”保阪嘉内をめぐって: 本: 菅原 千恵子
学生時代、賢治で卒論を書いたのですが、当時、この書籍に出会った時は、ほんとうにほんとうに、すごいと思いました。賢治研究には必読論文がいくつかありますが、これもそのひとつです。
内容もさることながら、何がすごいかというと。この筆者の菅原千恵子さん、書籍を出された当時、肩書きが「主婦」なんですよ。
「主婦」でも出せるのか。論文って。それも、こんなすごいのが。
これは、当時、ほんとに晴天の霹靂というか。慧眼したというか。
まぁ、わたし自身はいまだもって何かをまとめて書くというスキルが身についていませんが、しかし、何かを「書く」ということへの希望を、抱いた存在です。
女であるとか、主婦であるとか、本当にやりたいことがあったとき、別にそんな肩書きや属性は、関係ないよ。と、この本の存在自体が、わたしに訴えてきた、そんな本です。
■ メモ(研究とかをオープンにすること)
はてブのレスポンスがよくないので、こちらにメモ。
- 「卒論とか研究の内容とかブログで公開するのはやばいのかな?」とかtwitterで聞いてみた
- とりあえず何も考えずに公開するのはやばいらしい
- 少なくともどっかで発表するなり、外部に公開してからにしたほうがいいよとか答えてもらった
- 身内学会とかは特に注意したほうがよさげ、とのこと
まず、そのドキュメントが「論文である」という保障って何だろう。誰がどこでどうやって認定するのか。すみません、素人でよくわかってません。やはり、「学会」というのに提出しないと駄目なのかな。じゃあ「学会」というのはどうやって認定される団体なのかな。
あと、「身内学会」って何だろう?