2008年01月26日(Sat)
■ 学術論文のオープンソース化
最近、検索していると、CiNii(サイニイ)というサイトにあたることがままあります。
このサイト、国立情報学研究所というところが構築している、学術論文の集積サイトです。現在、271の学会が論文や学術誌提供をしているようです。
プレスリリースによれば、2007年04月から、Googleのクロールを受け入れ、ネットからの検索を強化したそうです。
ここまでは、喜ばしいことなのですが、ところが、コンテンツの大部分が有料です。無料で提供されているのはこの部分。
無料でできること
* 論文検索 * 論文簡略情報の表示 * 論文詳細情報の表示(一部学会誌の抄録、引用情報はご利用いただけません) * 本文入手支援(雑誌所在情報へのリンクなど) * 無料一般公開本文コンテンツの利用
Googleで検索できるのもこの部分だと思われます。それでも、それなりにおもしろそうなテキストにヒットします。その先が有料だと、クレジットカードなども必要になってきます。ああ、コンテンツへたどりつける敷居高すぎです。
と、思っていたところに、こんなblogを読みました。
すでに何年も前に日本語で論文が書かれていたのとほとんど同じ内容の研究成果が外国人の手によって英語で出版され、そちらがオリジナルな仕事ということで評価され、日本語で書いた論文はまったく相手にもされなかったということもたくさんあったと聞きました。
これを読んで思ったこと。
論文を、無料にして公開するといいのでは。
そしたら、誰かが「お!これは」という論文を日本語→英語翻訳する人がでてくるのでは。
もういっそ、児玉サヌールさんが立てている、Martin Fowler's Bliki in Japanese - FrontPageのように、各学術誌ごとにWikiがあって、InHandOrNotのように翻訳未着手状態の論文がわかるとかすれば、とか。
事実、日本では誰も興味を持ってくれそうもないような研究をしていても、英語で論文を書いて国際誌に掲載されると、すぐに30〜50人の外国の研究者から論文別刷りの請求がきて、うれしかったことを記憶しています。
じつはtwitterで以前、CiNiiで読みたいものを見つけたとき、会員登録&有料だとわかって、がっくり、というようなコメントをpostしたときに、@masuiさんから、「筆者に直接メールして、PDFをもらったら」というようなコメントをいただいたのですが。もしかして、理由などを明記すれば案外、筆者さんは喜んでコピーを分けてくれるものなのでしょうか。論文って。
しかし、それをするにも、筆者さんへのメールアドレスを探すというのがこれまた。(あとは直接手紙?)
■ 携帯メールという入力デバイス
若い方の携帯の使いこなし方はよくわからないのですが、やはり中高年ですと、 (わたしも30代ですから中年ですね)、携帯という入力デバイスは打ちづらく 扱いにくいものではないかと思います。
でも、かえってそれを利点とし、ゆっくり思考し、言葉をじっくり捜す時に、あ えて携帯を入力デバイスとし、メールでPCにテキストを送信しているという方を 先日、知りました。キーボードのすばやい入力では、得られない感触が、そ こにあるそうです。
なるほど、そういう考え方があるか、と、感心しました。
紙に書き付ける入力デバイス(?)として鉛筆やボールペン、書道の筆、万年筆な どを使い分けるように、携帯、PCのキーボード、ペンタブレット、マウスを使い 分けるという感じでしょうか。
■ #と♭
\#(シャープ)は + の変形。0.5度足す。
(#と+はなんとなく似ている気がする)。
♭(フラット)は - の変形。0.5度引く。
(ちょっと苦しいが、♭は、-が立てになり、| にお腹がくっついたとイメージする)。