2012年01月07日(Sat)
■ 『叶うことならお百度参り』渡辺一枝
前作『チベットを馬でゆく』では1995年のチベット旅行が記されていたが、それよりあとのチベット参りのエッセイ。テンジン・ドルマという少女との関わり、高山での体調不良など。巡礼としてのすみわたるような筆致はやはりチベットを馬でゆくのほうが良かったかも。ただ、この本のタイトルからもわかるように、著者はチベットへの自分自身の旅を巡礼と考えているのだと思う。単純な旅ではなく、巡礼のひとつとして読んだ。
前作『チベットを馬でゆく』では1995年のチベット旅行が記されていたが、それよりあとのチベット参りのエッセイ。テンジン・ドルマという少女との関わり、高山での体調不良など。巡礼としてのすみわたるような筆致はやはりチベットを馬でゆくのほうが良かったかも。ただ、この本のタイトルからもわかるように、著者はチベットへの自分自身の旅を巡礼と考えているのだと思う。単純な旅ではなく、巡礼のひとつとして読んだ。