2010年10月09日(Sat)
■ 『聖書を読んだサムライたち』著者講演会
友人に誘われて、藤沢にある小さな教会で開催された、 『聖書を読んだサムライたち』著者講演会を聞きに行った。
事前に本は読んでいなかったし、竜馬伝は見ていないし、と、幕末の事情に疎かったのだけれど、 それでも、著者の守部喜雅先生のお話は、朗々とわかりやすく、 初めから終わりまで、熱く聞き入ってしまった。
『聖書を読んだサムライたち』は文字通り、 幕末の侍たちがどのようにキリスト教と接触したのかなどを 書いた本らしい(すみません、まだ未読です)。
本では、10人あまりの幕末に活躍した人物を紹介しているけれど、 今日の講演会では、坂本龍馬を暗殺したという今井信郎の話だった。 (龍馬暗殺犯は、さまざまな説があるらしい)。
この人は、不思議な人で、坂本龍馬暗殺後、キリスト教迫害側にも立ったりしたのに、 二転三転、クリスチャンになり、そして坂本龍馬の甥で家督をついだ坂本直と和解をしたらしい。
おそらく、TV番組でやっている龍馬伝のファンの人は、そこが気になるポイントだと思ったのだけど、 わたしはむしろ、今井信郎がクリスチャンになったきっかけが、 横浜の海岸通りを歩いてて、たまたま目についた海岸教会にぶらっと入ってみたら、 たまたま日曜日で礼拝をやっていて、たまたまそのメッセージの取り次ぎ(説教)をしてた人が侍で で、キリスト教に耳が開かれたというのが興味深かった。
教会に、ぶらっと行ってみるというのは、なんだか、わたしの中に在る感覚で、 今日の講演会も、友人に前に声をかけられていたというのはあったけれど、 突然、今日になって行くことを決めて、ぶらっと行って、ものすごい話を聞いてきた。