2008年02月01日(Fri)
■ Tumblrの進化とWiki的であること。
TumblrというWebサービスを愛用しています。どういうサービスか、どういう楽しみがあるのか、ということは、tumblrのdashboardなどで散々話をしているので、ここでは割愛します。
で、割愛するなよ、おまえ、と、セルフツッコミ入れたくはなりますが、Tumblrをはじめた当初、versionが1とか2とかそこら辺のころ、「ああ、これはWikiだ!」と思ったんですね。
なんせ、ヒトの書いたテキストを、書き換えできちゃう。(でも、オリジナルにその書き換えは反映されないから、果たして本当にWikiかというとそうではないんだけど)。
ver1,2あたりでは、なんていうか、データの扱い方がすごくWiki的に思えた。思えたというより、感じた。もちろん、そこにはWikiにはないプラスα(SoT,reblogという機能)はあったけれど。
ところが、ver3あたりにきて、Wiki的なフラット感というか、自由さがなんとなく落ちたようにおもえた。さらに、1月の機能追加ではさらに。
でもね、それもいい。と、思った。
というより、それもまた、Wiki的だ、と、思った。
1/1に、わたしは、Wikiの活用パターンを12個ほどあげたけれど、たぶん、ほとんどは、使用ケースを解析して、検討して、仕様を固めて、実装すれば、それ専用のWebサービスってのが、立ち上がると思うんだ。
Wikiってのは、なんていうか、Webで何かやろうって時、ざっくりした雛形を作っていくのに適したツールだと思う。そこからどんどんカスタマイズしてったりして、サイトなりサービスなりの専用性が増してくるんだと思う。
ざっくりした雛形から使っていってもらって、そこから、ヒトの操作のフロー、データのフローなどを導きだして、初めて、専用ツールを作る、なんてのも、WikiとしてはOKなんじゃないかって。
または、サービスが最初はWiki的サービスを提供しているんだけど、ユーザからの要望や、サービスとしての指針が固まるにつれて、Wiki的からはどんどん離れていくカスタマイズがなされてゆく。これって、一見、ユーザからはWiki的なものは制限されるけれど、サービス自体としてはWiki的な在り方をしているんじゃないかって。
と、まぁ、1月のtumblrの新機能追加を見て、思いました。