2008年01月01日(Tue)
■ 2008年はじまりはじまり。
2007年は、少し日記を控えていましたが(控えたまま、アウトプットの方法を忘れかけていましたが)、今年はまた少し、ぼちぼち日記を書いて行きたいと思います。
さて、年間聖句というのをなんとなく毎年、決めています。
今年は、ちょっと血なまぐさい箇所です。
わたしは血まみれのお前に向かって、『生きよ』と言った。血まみれのお前に向かって、『生きよ』と言ったのだ。(エゼキエル書16:6 新共同訳)
わたし、というのは、神様です。血まみれのお前というのは、生まれたばかりで捨てられた赤ん坊です。文脈を読むと、これはエルサレムの町を、比ゆしたものであることがわかります。
生まれたばかりで血まみれのまま捨てられた赤ん坊を、拾い、養い、育てた神様。けれど、その赤ん坊は美しい娘に成長し、そして、堕落します。エルサレムのその堕落ぶり、神様に対する背きの行為を16章を通して読むと、神様の怒りと、怒りを通り越した凍てついた悲しみをひしひしと感じます。
16章の42節では次のように語られています。
わたしがお前に対する怒りを静め、わたしの熱情がお前から離れる時、わたしの心は休まり、もはや怒ることはない。
怒る時はまだ、その相手を必要としている、何らかの思いを抱いてるわけです。けれど、怒りが頂点にのぼりつめ、それが解消されないときに、怒りの対象から身を引くことで、怒りを解消するという手段があります。相手を、ないことにする。それはどれだけ残酷なことなのでしょう。関係性をすっぱりと断ち切るのですから。
けれど、神様は、新約聖書において、上記のような背信をしたエルサレムの地でイエスを十字架にかけられたのです。主ご自身であり、御子である、イエス・キリストを、購いとして十字架にかけられ、そして、赦してくれました。どれだけ、神様が愛しているのか。裏切りに対して怒り、相手との関係を一切ないことにしても、なお、それでも、ふりかえり、ふりかえり、救おうとして、手をさしのべてくれる。
イエス・キリストは、いいます。
はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている。(ヨハネ5:24)
ただ、イエスを求め、イエスの言葉を聞いて、信じれば、裁かれることはなく、『生きよ』と命じられた、本当の「命」へと移れるのです。感謝。
■ Wiki活用事例
はてなの人力検索の質問に、Wikiの活用事例を教えてくださいという旨の質問がありました。(ただし、「まとめサイト」事例は除く)。それで、ばばっと思いつく範囲で、12個ほど列挙して回答をしてみたのですが、その回答は質問者が未読の状態のまま、終了してしまいました。
おそらく、今回の回答、わたしは初めての人力検索回答だったので、人力検索の実績からみて、「読む必要なし」と判断されたのかもしれません。残念。
それはいいとして、せっかく、少しまとめたので、こちらに回答を記載しておきます。
01.語彙集積場として活用
- Wikipedia
- 単語帳.org http://tangocho.org/
02.個人の学習ツールとして活用
- 学習エントリの関連付けとしてWikiを活用している(増井俊之さん)
03.日記(blog)の補完ツールとして活用
- 具体例:はてなダイアリーのkeyword機能 http://d.hatena.ne.jp/keyword/
- tDiaryのキーワードプラグインを利用した日記システムとwikiの連携
- http://docs.tdiary.org/ja/?kw.rb
- tDiary具体例:書評日記で有名なMintJulepはtDiaryで、キーワードプラグインを利用し、PukiWikiの各書物のレビューページと、書名で連携している。
- MintJulep(tDiary) http://bm.que.ne.jp/log/
- 読むまで死ねるか(Wiki) http://bm.que.ne.jp/review/index.php?FrontPage
04.開発サイトとして活用
- fswiki.org http://fswiki.org/
- バグトラックプラグインがあるのがポイント
05.Webパブリッシュツールとして活用
- るびま http://jp.rubyist.net/magazine/
- るびまのパブリッシュフローなどの解説はこちら
06.オフ会・勉強会サイトとして活用
- Wikiばな http://wikibana.socoda.net/
- メンバ募集の一覧表としてWikiを活用している
- 開催後はメンバのblogや日記などによるレポートへのリンク集を作成
- IT系の勉強会サイトはWikiで構築されているパターンが多い
07.ウェブサービスのパーツとして活用
- trac
- はてなブックマークのentry機能
08.プログラムのリソースとして活用
- AutoPagerizeのSITEINFO
- http://swdyh.infogami.com/autopagerize
- FireFoxのGracemonkeyのユーザスクリプトのひとつである、AutoPagerizeのSITEINFOの集積場としてWikiが採用
- 人間が「読む」Wikiではなく、プログラムが「読む」Wikiの可能性.これからの活用の展開が楽しみ
09.個人日記&コミュニケーションツールとして活用
- 具体的には伏せます。が、Wiki開発やWikiに強く興味を抱いているヒトは、Wikiそのもので日記を展開してるパターンが見受けられます。
10.原稿執筆の共同作業場として活用
- 「Wikiつまみぐい」qwikWeb
- Wikiで原稿を書いて未来の読者と共有する
11.コミュニティ/プロジェクトのまとめサイトとして活用
- コミュニティやプロジェクトなど、ある程度まとまりのあるメンバ間で、まとめサイトとしてWikiを利用するには、Wikiの他、会話空間(メーリングリスト or IRC or 掲示板など)の併用が必須です。
12.翻訳公開&共同作業場として活用
- 翻訳を公開したり、(特定or不特定メンバで)共同翻訳を行う場として活用
- 例1:Martin Fowler's Bliki in Japanese http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/bliki/
13.その他
- プレゼンテーションツールとして活用 qwikWeb
- 発想支援ツールとして活用 qwikWeb
- GTD支援ツールとして活用
- http://hsj.jp/junknews/archives/tiddlywiki_susume.html tiddlyWiki
- http://blogstyle.seesaa.net/article/20136709.html GTD Style Wiki
- 2008/1/2 質問主さんにより回答が開封されました。元となった質問にリンクをしておきます。Wikiを使ったお勧めサイトを教えてください。
- 2008/1/4 hyukiさんからのツッコミを受け、11と12の間に翻訳事例を挿入し、12を13に移動しました。